私は・・・大阪に生まれ、大阪で育ち、転職を繰り返した末、現在は名古屋に住んでいますグヌヌ
そんな中途半端な私ですが、張り切って解説します…
恵方巻きの食べ方のルール!
私の住んでいた地域(大阪府枚方市)では、恵方巻きとは言わず「丸かぶり」と言っていました。そんな私が物心がついた時からずっと行ってきた恵方巻きの食べ方なんです。
果たして・・・家族みんなが無口になる“恵方巻きの食べ方のルール”とは?加えて、“恵方巻の起源”についてもご紹介します。
オリジナルイラスト満載で楽しくお届けしますので、是非ご覧くださいね。
恵方巻きの食べ方のルール
それでは早速“恵方巻きの食べ方のルール”をご紹介しますね。
恵方巻は以下の4つのルールに従って食べましょう。
- 恵方巻きは切らない
- 恵方に体を向ける
- 願い事をする
- しゃべらずに食べきる
それでは、ひとつずつ詳しく詳しく見ていきましょう。
1. 恵方巻きは切らない
まず最初に・・・恵方巻き(太巻き)を一人につき一本用意します。ここで重要なポイント!
食べにくいからと言って、決して恵方巻きを切ってはいけません。
2. 恵方に体を向ける
恵方巻きは恵方に向かって食べますので、体をしっかりと恵方の方角へ向けましょう。よく首だけを恵方に向けて食べていたら「願い事が叶わんよ」って母親に注意されました。
恵方は毎年方角が変わりますが・・・2020年の恵方は“西南西”となっていますのでお間違いなく。

恵方は“縁起の良い方角”だとされ、昔から恵方に向かって願い事をする習わしがあったんです。
さて・・・私の実家はというと・・・

食料品店を営んでいる両親が、どこからか入手してくる“恵方巻のポスター”を恵方の壁に貼り、それに向かって食べていました。ふたりの兄と真剣(?)に取り組んでましたねぇ。
3. 願い事をする
恵方巻きをしっかりと手に持ってお願い事をしましょう。
さて・・・私はと言うと・・・

ごくごく真面目なお願いをしていました。
4. しゃべらずに食べきる
さて食べましょう。ひたすらモグモグと食べ続けます。ここでも大切なポイントがひとつ・・・食べきるまでは決して喋ってはいけません。
さて・・・私の実家でも食べ始めたようです・・・

私の実家では恵方巻きを食べきるまで口にして良いのは“お茶”だけでした。いつもは賑やかな食卓が節分の日だけはとても静かなんです。
私が恵方巻きを黙々と食べていると・・・先に食べ終わったふたりの兄が何とか私をしゃべらそうと邪魔をしてきます

しかし願い事を叶えるため、必死に我慢します。去年に引っかかったその手はもう二度とくいません


地域によっては・・・
- 笑いながら食べる
- 目を瞑って食べる
- 食べきるまで口から離したらダメ
- 先を恵方に向けながら食べる
・・・など諸説あるようです。
今回は、私の実家での食べ方をそのまま紹介しました。おそらく一番オーソドックスな食べ方では無いかと思います。ただし・・・多少は私の母親の独自アレンジがあるかも知れません、なにとぞご容赦くださいペコリ

子供の頃に、節分に苦しめられた私からのお願いです・・・
ところで・・・
あらためて実家でやってきた恵方巻きの食べ方を記事にしてみると・・・・うーん、なんとなく微妙な風習に思えるですよね。
そういえば・・・子供の頃(40年近く前)の大阪府枚方市でも “丸かぶりをやってる家庭” と “丸かぶりをやってない家庭” は半々だったような記憶があります。確か現在ほど根付いていなかったような・・・
恵方巻きの起源
恵方巻きの起源を調べると・・・上品なものから下品なものまで諸説ありましたが、そのうちの一説をご紹介します。
恵方巻きは、江戸時代に、もともとは大坂の商人たちが商売繁盛を祈願して行っていたそうです。巻き寿司を食べる理由には「福を巻き込む」と言う意味が込められています。当時から「恵方寿司」とか「丸かぶり寿司」などと呼ばれ親しまれていたそうです。
ところが恵方巻きの風習は明治、大正、昭和とずっと廃れていたそうです。1970年代に入りそんな恵方巻きにある人たちが目を付けます、それが大阪の「海苔問屋組合」です。当時、海苔の売り上げは、食の欧米化などの影響を受けて、低迷していました。そこで海苔の販売を促す目的で恵方巻き(丸かぶり寿司)を紹介したところ反響を呼び、それが関西の各家庭に根付いていったそうです。
その後・・・関西の一部で行われていた恵方巻きですが、1990年代頃より全国へ広まっていきます。
1989年にコンビニエンスストアのセブンイレブンが一部店舗で恵方巻きを販売開始しました。その後も年を重ねる度にじわりじわりと販路を拡大していき、1998年に全国の店舗で販売する様になりました。この展開にスーパーなどものって恵方巻きの風習が全国に広まったそうです。
大阪で育った私にとって節分と言えば・・・“豆まき”と“恵方巻き”、そして“鰯”でした。焼いた鰯を丸のまま一匹食べないといけないのですが、魚嫌いだった当時の私にとって、鰯を残さず食べる切るのは至難の業でしたぐ …
あとがき・・・
恵方巻きの食べ方のルールをご紹介しました。それでは最後に・・・もう少しだけ脱線話をさせてくださいね。
名古屋で勤めていた工場でのこと・・・パートのおばさまたちに恵方巻きについて質問したことがあるのですが、その回答に恵方巻きが全国へ浸透した理由があるのかな?と感じました。
・・・だそうです


恵方巻きは忙しい主婦の助けにもなっている訳ですね・・・ありがたいです。

記事:けいすけ