

雨降りで気分が重たい日でも、色鮮やかなアジサイが咲いていると、パッと心を晴れやかにしてくれるんですよね。
今回はそんなアジサイの花言葉をご紹介しますね。実はアジサイには…
怖い花言葉が付いているんです!

この記事を読めば、アジサイの花言葉とその「由来」や「意味」を知ることができます。
この花には怖い花言葉が付いてますので詳しく解説しますね。そのほかにも「花情報」や「名前の由来」に加えて「土壌で色が変わる仕組み」もお届けしますのでお楽しみに。
Contents
アジサイの花言葉
それでは早速、アジサイの花言葉をご紹介します。その花言葉とは…




- 移り気、浮気、冷酷、無情
- 辛抱強い愛情、謙虚
- 家族団らん、団結
- 元気な女性
- 寛容、気の迷い
それでは・・・どうぞ!
移り気、浮気、冷酷、無情
まずは怖い花言葉「移り気、浮気、冷酷、無情」とは…
おもに日本では青っぽいアジサイが咲きますが、その花色は開花から満開になるまでコロコロと変化してゆくんです。こんな感じ…






そのためアジサイは別名 シチヘンゲ(七変化)またはハッセンカ(八仙花)とも呼ばれています。
そんな…アジサイの花色がコロコロと変わる様子から「移り気、浮気」が、そして青い花色から「冷酷、無情」が付きました。

これらの怖い花言葉はある男女のエピソードが由来だとする別説もあるんですよ。そのエピソードをご紹介しますね。


江戸末期、長崎の出島にあるオランダ商館の医師として来日したドイツ人のシーボルトは、日本人のお滝と恋仲になります。

二人の間にはお稲という娘も生まれ、家族三人で幸せに過ごしていました。ところが…日本地図を国外に持ち出そうとしたためシーボルトは国外追放になり、お滝とお稲を残して異国へ帰ってしまうんです。
「移り気、浮気、冷酷、無情」は、愛する人に会えない…そんな彼らの心情に由来するという説もあるんです。

辛抱強い愛情、謙虚
それでは、まず「辛抱強い愛情、謙虚」の由来とは…
アジサイの花期は6月~7月でその長い期間ずっと花を咲かせ続けます。

梅雨時期でジメジメと気分の沈むような日にも、辛抱強く、けなげに、花を咲かせ続けるんです。
そんな…アジサイが長い間ずっと花を咲かせることに由来して「辛抱強い愛情、謙虚」の花言葉が付きました。

日本に昔から自生しているガクアジサイ(萼紫陽花)の品種別の花言葉も「謙虚」です。

雨の中、ひっそりと咲くガクアジサイの姿にぴったりのメッセージですよね。
家族団らん、団結
続いて「家族団らん、団結」の由来とは…
アジサイはたくさんの萼(がく)が寄り集まって形を作っています。

たくさんの萼たちが集まって咲く姿は、仲の良い家族やグループのように映りますよね。
そんな…アジサイの萼が集って咲く姿に由来して「家族団らん、団結」の花言葉が付きました。

アジサイの花びらに見える部分は萼(がく)という部位なんですよ。

んじゃ、花はどこかっていうと・・・真ん中の粒のような部分がそれなんです。
元気な女性
「元気な女性」はピンクのアジサイに付けられた色別の花言葉です。その由来とは…
この花言葉はフランスで付けられました。ヨーロッパでは土壌の関係で、ピンク色~赤紫のアジサイが咲きやすいんです。

ピンク色といえば、女性的で、母性や優しさをイメージする色合いですよね。
そんな…ピンクの花色のイメージから「元気な女性」の花言葉が付きました。
寛容、気の迷い
「寛容」「気の迷い」は白いアジサイに付けられた花言葉です。その由来とは…
結婚式にも大人気の白いアジサイです。

白色は何色にでも染まることができる色合いですよね。
そんな…白い花色の何色にでも染まることができる寛大さから「寛容」が、しかしそのことが反対に迷いを生むとしてネガティブな「気の迷い」の花言葉が付いています。

ご覧の通り、アジサイにはポジティブとネガティブのたくさんの花言葉が存在します。なので…自分が伝えたいと思う花言葉がキチンと伝わるよう対策しましょうね。
メッセージカードを添えるのがおススメだよ。
-メッセージカード記入例-
アジサイは母の日にもピッタリなのです。
当ブログ厳選の「母の日に贈りたい花10種」を“ランキング形式”でご紹介します。 花言葉のひとつひとつに“解説”と“メッセージカードの例文”を付けていますので、お母さんへ感謝の気持ちを伝えるための参考にしてくださいね。
アジサイの花情報
ここではアジサイの花をより身近に感じていただけるように、アジサイの花情報を3つご紹介しますね。
- アジサイの花情報
- アジサイの名前の由来
- 土壌で色が変わる仕組みとは?
それでは順番にどうぞ!
アジサイの花情報
学 名= Hydrangea macrophylla
英 名= Hydrangea
和 名= アジサイ(紫陽花)
別 名= シチヘンゲ(七変化)、ハッセンカ(八仙花)
原産地 = 日本、アジア
色 = 青、紫、白、ピンク、赤
開花時期= 6月~7月
最盛期 = 6月
花持ち = 5日程度
誕生花 = 6月19日
東山植物園にて

アジサイの名前の由来
Hydrangeaとは、ギリシャ語で水の容器を意味します。これはアジサイが大量の水を吸収し、蒸発させる性質から付けられています。
アジサイ(紫陽花)とはアヅサイ(集真藍)がだんだんと転訛したという説が有力です。
繰り返しになりますが・・・花の色がコロコロと変わることからシチヘンゲ(七変化)

土壌で色が変わる仕組みとは?
アジサイは土壌の酸度で色が変化するとよく言われますが、その仕組みを解説しますね
アジサイは内部にアントシアニン色素を持っていて、本来はその色素によってピンク色に発色します。
そしてアルミニウムと土壌の酸度の関係はというと…
酸性の土壌では、土中のアルミニウムが溶けだしやすくなり、それをアジサイが根から吸い上げて、内部のアントシアニン色素と結合して青色に発色します。
一方、中性~アルカリ性の土壌では、アルミニウムが溶け出しにくく、アジサイは本来の色であるピンク色に発色するんです。紫色はその中間で濁った色とも言われています。
ん?でも白いアジサイがあるよ?
ひとつの株に色違いがあるよ?
ご理解いただけたでしょうか
あとがき・・・
アジサイの花言葉をご紹介しました。
それでは最後にもう一度、アジサイの花言葉を繰り返しご紹介しますね。
「移り気、浮気、冷酷、無情」
花色がコロコロと変わるさま、そして青い花色が由来です。
「辛抱強い愛情」
雨の中を長い期間、辛抱強く、健気に咲くことが由来です。
「家族団らん、団結」
たくさんの萼が集まって咲くことが由来です。
「元気な女性」
ピンクの色別花言葉、女性的なピンクのイメージが由来です。
「寛容」「気の迷い」
白の色別花言葉、何色にでも染まる白のイメージが由来です。
それでは・・・

記事:けいすけ