

別名ではリコリス、マンジュシャゲ(曼殊沙華)とも呼ばれます。
赤い蜘蛛のような独特な雰囲気をもつ花です。私はお彼岸に合わせて咲くこの花を見ると、なんだか悲しい気分になるんですよねぇ。しんみり。
ところで・・・
独特な雰囲気をもつこの花にはこんなウワサがあるのをご存じですか?それは…
ヒガンバナには怖い花言葉が付いている!

この記事を読めば、ヒガンバナの花言葉とその「意味」や「由来」を知ることができます。
ヒガンバナには赤、白、黄の色別に花言葉が存在しますが、それぞれ詳しく解説しますので、ほんとうに怖い意味が付いているのかハッキリさせましょうね。
そのほか「花情報」や「名前の由来」「ヒガンバナのたくさんの別名」についてもお届けしますのでお楽しみに。
Contents
ヒガンバナの花言葉
それでは・・・ヒガンバナの花言葉を赤、白、黄の「色別」で詳しくご紹介しますね。
まずは赤いヒガンバナからです!
赤いヒガンバナ
ヒガンバナと言えばこの色です・・・赤いヒガンバナの花言葉とは、






ヒガンバナはお彼岸の頃に咲く花です。仏教でお彼岸は『この世とあの世が最も近づく期間』だと考えることから、ヒガンバナの花言葉にも人の死と関連するような物悲しいメッセージが付いたんです。

ヒガンバナがお墓で咲いているのをよく見かけますが、これには理由があります。
昔は人が亡くなると土葬をしていたため、ネズミやモグラたちがお墓を荒らす恐れがあったんです。
そこで動物たちの侵入を防ぐため、墓の周りにヒガンバナを植えていたんです。実は…
ヒガンバナは全草有毒(ぜんそうゆうどく)で、花、葉、根、茎のすべてに毒を持っているんです。とくに根部分の鱗茎(りんけい)には多くの毒をもっているため、地中に埋めると効果てきめんなんです。
そして、ひとつだけ残った「情熱」とは…
この花言葉はヒガンバナの赤い花色に由来しています。赤は活発で情熱的なイメージを持つ色ですよね。
白いヒガンバナ
続いてはこの色です・・・白いヒガンバナの花言葉とは、



この花言葉もお彼岸に合わせて咲くことから付きました。どちらも亡くなった方を偲ぶようなメッセージですよね。
黄色いヒガンバナ
最後はこの色です・・・黄色いヒガンバナの花言葉とは、



この花言葉もまたお彼岸に合わせて咲くことから付きました。
「深い思いやり、追想」は亡き人を偲ぶメッセージですよね。元気な黄色のイメージから「陽気、元気な心」も付いていますが、そのまま受け取るのはどうかと思います。

ヒガンバナに怖い花言葉は存在しません。ただし、どの花言葉にも亡き人を偲ぶ気持ちがこもっているので、ご存命の方へのプレゼントには向きません。
※あくまで当ブログの見解です
ヒガンバナの花情報
ここではヒガンバナの花をより身近に感じていただけるように、ヒガンバナの花情報を3つご紹介しますね。
- ヒガンバナの花情報
- ヒガンバナの名前の由来
- たくさんの名前を持つヒガンバナ
それでは順番にどうぞ!
ヒガンバナの花情報
学 名= Lycoris radiana
英 名= Red spider lily、Spider lily
和 名= ヒガンバナ(彼岸花)
別 名= リコリス、マンジュシャゲ(曼殊沙華)、その他にもたくさんあるので後述
原産地 = 日本、中国
色 = 赤、白、黄
開花時期= 9月~11月
最盛期 = 9月
花持ち = 3日程度
誕生花 = 9月23日
名古屋市南区にある笠寺一里塚のエノキ(榎)です。

ん?何でエノキかって?根元を良くご覧ください。

根元を覆い尽くすようにヒガンバナが咲くんです。
ところ変わって名古屋市中村区の公園です。

白いヒガンバナです。うーん…黄色との線引きが難しいです。
ヒガンバナの名前の由来
学名のLycorisとは、ギリシャ神話に登場する海の女神の名前から付きました。
和名のヒガンバナ(彼岸花)は、この花が秋のお彼岸の時期に咲くことから名前が付きました。
別名ではマンジュシャゲ(曼殊沙華)やリコリスとも呼ばれています。
これ以外にもまだまだ別名があるので次章でご紹介しますね。
たくさんの名前を持つヒガンバナ
ヒガンバナはたくさんの呼び名をもっていて、その数は1000個以上だと言われています。これほどたくさんの名前を持つ花は他にはありませんよね。
ざっと調べただけで…
こんなにもたくさんの別名がありました。ここには書けない怖い名前もありましたよ。


- お彼岸に咲くことに由来する名前
- 毒を持つことに由来する名前
- 花の姿に由来する名前
- 花の特性に由来する名前
順番に解説しますね。
1.お彼岸に咲くことに由来する名前
幽霊花(ユウレイバナ)
地獄花(ジゴクバナ)
死人花(シビトバナ)
2.毒を持つことに由来する名前
毒花(ドクバナ)
毒百合(ドクユリ)
痺れ花(シビレバナ)
3.花の姿に由来する名前
剃刀花(カミソリバナ)
天蓋花(テンガイバナ)
狐花(キツネバナ)
狐の松明(キツネノタイマツ)
狐の扇(キツネノオウギ)
狐の簪(キツネノカンザシ)
雷花(カミナリバナ)
花火花(ハナビバナ)
火事花(カジバナ)
歯欠婆(ハッカケバア)
4.花の特性に由来する名前
葉見ず花見ず(ハミズハナミズ)
捨て子花(ステゴバナ)



そんな特性から付けられた名前です。
あとがき・・・
ヒガンバナの花言葉をご紹介しました。それでは最後に…花言葉をまとめておきますね。

「悲しい思い出、再会、あきらめ、独立、転生、情熱」

「また会う日を楽しみに、思うのはあなた一人」

「深い思いやりの心、追想、陽気、元気な心」
記事:けいすけ