

春に大きい蝶みたいな花を咲かせます。葉っぱに先がけて花を咲かせるのですが、まるで無数の蝶が羽を休めているように映るんですよね。少し怖い。
ちなみに・・・花屋さんでは英語名からマグノリア(Magnolia)という名前でも並んでいます。オシャレだわ。
今回はそんなモクレン(マグノリア)の花言葉をご紹介します。実はモクレンには…
仏教と関連するような花言葉も付いているんです!

この記事を読めば、モクレンの花言葉とその「意味」や「由来」を知ることができます。
モクレンには種類別にも花言葉が付いていますので、ハクモクレン(白木蓮)とコブシ(辛夷)について取り上げますね。そのほか「花情報」と「名前の由来」もお届けしますのでお楽しみに。
モクレンの花言葉
それでは早速、モクレンの花言葉をご紹介しますね。その花言葉とは…





春になるとモクレンは紫色の大きな花を咲かせます。

パックリと大きな口を開けて咲く姿って、上機嫌に歌をうたっているようにも映りますよね。
そんな…モクレンが自然を謳歌しているように映ることから「自然への愛」の花言葉が付きました。

和名のモクレン(木蓮)とは、花の形がハス(蓮)に似ていることから付きました。

ハスと言えば仏教を象徴するような花で、ハスの花に鎮座している仏像も多いですよね。
そんな…モクレンの花がハス(蓮)に似ていることに由来して「崇高、高潔な心」という仏教に関連するような花言葉が付きました。

モクレンは最古の花木だと言われています。

化石としても発掘されていて、モクレンは一億年以上も昔から今と同じ姿で存在しているんですよ。
そんな…モクレンが大昔から同じ姿であることから「持続性」の花言葉が付きました。

園芸の世界でモクレン(木蓮)と言えば、紫色の花が咲くシモクレン(紫木蓮)のことを指しますが、次のような種類を全部まとめてモクレンと考え方もあるんですよ。
- ハクモクレン(白木蓮)
- サラサモクレン(更紗木蓮)
- コブシ(辛夷)
- タイサンボク(泰山木)
- オオヤマレンゲ(大山蓮華)
白い清楚な花が咲きます。
シモクレン(紫木蓮)とハクモクレン(白木蓮)を交配させて誕生しました。ピンク色の花びらが愛らしい
日本に自生する。千昌夫さんの「北国の春」に登場しますよね。
北アメリカ原産です。肉厚の花びらがスゴイです。
日本に自生する。学名はMagnolia siboldiiですが、紫陽花で有名なシーボルトから命名されています。
このなかでハクモクレン(白木蓮)とコブシ(辛夷)には独自の花言葉が存在するのでご紹介しますね。
ハクモクレン(白木蓮)の花言葉
「自然への愛、崇高、高潔な心、持続性、慈愛、荘厳、気高さ」
コブシ(辛夷)の花言葉
「愛らしさ、友愛、歓迎、友情」

ネットではモクレンに怖い花言葉が存在する噂もあるようですが、ご覧の通り、モクレンに怖い意味のメッセージは存在しませんので、安心してプレゼントしてくださいね。
モクレンの花情報
ここではモクレンの花をより身近に感じていただけるようにモクレンの花情報を2つご紹介しますね。
- モクレンの花情報
- モクレンの名前の由来
それでは順番にどうぞ!
モクレンの花情報
学 名= Magnolia liliiflora
英 名= Magnolia、Lily magnolia
和 名= モクレン(木蓮)
別 名= モクレンゲ(木蓮華)、シモクレン(紫木蓮)
原産地 = 中国
色 = 紫、黄、赤など
開花時期= 3月~5月
最盛期 = 4月
花持ち = 3日程度
誕生花 = 6月13日(コブシの誕生花は2月5日)
ご近所さんのモクレンです

たくさんの蝶が枝で休んでいるみたい…私にはすこし怖い…
名古屋市緑区の道路沿いに咲くハクモクレン…

すごい、壮観です
真っ白な花が美しい

私はハクモクレンが好きです…
日本への渡来時期はハッキリとは分かっていませんが、平安時代の書物にはすでに登場しています。
モクレンの名前の由来
学名でもあるマグノリア(Magnolia)とは、フランスの植物学者Pierre Magnol(ピエール・マニョル)氏の名前にちなみます。
和名はモクレン(木蓮)です。もともとは漢名からモクラン(木蘭)と呼ばれていました。しかし、花の姿がラン(蘭)よりもハス(蓮)に似ているという理由でモクレン(木蓮)になったんです。

日本には木蘭色(もくらんじき)と呼ばれる色もあるんですよ。
こんな色です:
花のイメージとはまったく異なる色ですが、木蘭色とはモクレンの樹皮を染料にした色合いのことなんです。お坊さんの袈裟の色のひとつを指す言葉でもあるんですよ。
あとがき・・・
モクレンの花言葉をご紹介しました。
それでは最後にもう一度、モクレンの花言葉を繰り返しご紹介しますね。




ハクモクレン(白木蓮)の花言葉
「自然への愛、崇高、高潔な心、持続性、慈愛、荘厳、気高さ」
コブシ(辛夷)の花言葉
「愛らしさ、友愛、歓迎、友情」
それでは・・・

記事:けいすけ