

私にとってアシと言えば、実家の食料品店の軒先にあった日よけのヨシヅ(葭津)が思い浮かびます。そのほか淀川の河川敷にたくさん群生していたのも懐かしいなぁ。
今回はそんな思い出いっぱいアシの花言葉をご紹介します。実はアシには…
ギリシャ神話に由来する花言葉が付いているんです!

この記事を読めば、アシの花言葉とその「意味」や「由来」を知ることができます。
この植物にはギリシャ神話に由来する花言葉が付いていますので詳しく解説しますね。そのほか「花情報」や「名前の由来」もお届けしますのでお楽しみに。
アシの花言葉
それでは早速、アシの花言葉をご紹介します。その花言葉とは…




そのお話をご紹介しますね。


むかしむかし・・・
太陽神アポロンと牧神パーンがどちらの音楽が優れているかを競うことになりました。

アポロンは竪琴、パーンはアシの笛を演奏し、審判は山の神トモロスに委ねられました。その結果…軍配はアポロンにあがりました。
異議あり!
なんとミダス王がパーンのアシ笛の方が素朴で良いと訴えたのでした。
むむ・・・神の審判に異論を唱えるのか?
怒ったアポロンは「音楽も分からないような耳はいらない」とミダス王の耳をロバの耳に変えてしまったのです。
それ以来・・・ミダス王はいつも頭巾を被って耳を隠していました。ロバの耳のことを知っているのは理髪店の店主だけで、彼には秘密を守るよう命じていました
クッ、クッ、クッ、この可笑しな耳をみんなに教えたい。だけど王様との約束は守らないといけない。苦ッ、苦ッ、苦しい。
王様の耳はロバの耳!!
秘密を守ることが我慢できなくなった店主は、野原に穴を掘って大声で秘密を叫び、その後に穴を埋めてスッキリとしました。

その穴の場所からアシが生えてきて、風が吹くとザワザワと、ミダス王の秘密を囁くのでした。
オオサマノミミハロバノミミ
オオサマノミミハロバノミミ
オオサマノミミハロバノミミ
おしまい

アシの花情報
ここではアシの花をより身近に感じていただけるようにアシの花情報を2つご紹介しますね。
- アシの花情報
- アシの名前の由来
それでは順番にどうぞ!
アシの花情報
学 名= Phramites australis
英 名= common reed
和 名= アシ・ヨシ(葦または蘆、芦、葭)
別 名= ナニワグサ(難波草)
分 布= 温帯~熱帯
開花時期= 8月~10月
誕生花 = 9月24日
東山動植物園(名古屋市)にて

枯れていますがアシなのです

こちらは淀川の河川敷(大阪)にて

やはり水辺が似合いますね

アシは中が空洞で、古代ギリシャの少年たちは、アシを適当な長さに切って、それをつなぎ合わせて笛を作っていたそうです。
ぴーひゃらら
アシの名前の由来
学名はPhramites australisです。Phramitesとは、ギリシャ語で垣根に使うアシという意味です。
和名であるアシ(葦)の語源には諸説ありますが、この植物が水辺や湿地帯など浅瀬に群生するところから、アサイ→アシに転訛したのでは?と言われています

あとがき・・・
アシの花言葉をご紹介しました。
それでは最後にもう一度、アシの花言葉を繰り返しご紹介しますね。




それでは・・・

記事:けいすけ