

ボリューム感たっぷりの豪華な花です。私が住む東海地方では、三重県にあるなばなの里の「ダリアまつり」が有名で、秋になると奥さんと二人で足を運んでは、優雅な咲き姿にうっとりとなっています。
そんなゴージャスな花なので素敵な花言葉ばかりが付いていると思いきや、実は…
「裏切り」という怖い花言葉も付いていたんです!

この記事を読めば、ダリアの「花言葉」とその「意味」や「由来」を知ることができます。
この花には『裏切り』という花言葉が付いているので詳しく解説しますね。そのほか「色別の花言葉」「種類別の花言葉」のほか「花情報」「名前の由来」もお届けしますのでお楽しみに。
ダリアの品種全般の花言葉
まずは・・・ダリアの品種全般の花言葉をご紹介しますね。その花言葉とは…





色や咲き方が豊富なダリアはその咲き姿がとってもゴージャスなんです。

花の王者のような咲きっぷりを見ているだけでウットリとしてしまうんですよねぇ。
そんな…ダリアの豪華な咲き姿に由来して「華麗、優美」の花言葉が付きました。

革命後のフランスは国内情勢が非常に不安定で、人々は困難な状況にありました。しかし…

そんな状況下でもダリアは社交界でもてはやされ人気を博していました。また品種改良も盛んに行われていたと言います。
そんな…ダリアが困難な状況下でもてはやされたことから「感謝」の花言葉が付きました。


これら花言葉もまた前述の理由と同じで、フランス革命後の情勢が不安定だった頃に、盛んに栽培されていたことが由来となっています。

花言葉「移り気、裏切り、不安定」の由来にはある女性が関係しているという説もあるんですよ。
その女性のエピソードを紹介しますね。



ナポレオン王妃ジョセフィーヌ。彼女のダリア好きはとても有名で、所有するマルメゾン宮殿で、珍しいダリアの品種を集めて栽培をしていました。そして…

宮殿でパーティーを開いてはダリアをたいそう自慢していたそうです。招待された紳士、淑女たちはその見事なダリアを譲ってほしいとお願いするのですが…

そう言って、一輪たりとも譲らなかったそうです。

ジョセフィーヌに仕える侍女もまたダリアが欲しくてたまらない一人でした。侍女として仕える身分のため、ダリアが貰える筈もありません。しかし…侍女は我慢できずにダリアを盗んだのでした。
そして・・・侍女は自分の庭で見事なダリアをいくつも咲かせましたのでした。
そのことを知ったジョセフィーヌは侍女を解雇し、それからはダリアにも興味を示さなくなりました。

おしまい
花言葉「移り気・裏切り・不安定」はジョセフィーヌの心の移ろいに由来しているとも言われているんです。
うーん…個人的なジョセフィーヌ説が好きですが、チョット無理があるかなぁ…
彼女は『バラの母』としても有名なんですよ…
バラの花言葉です。プレゼントに使うことも多いバラですが、花の色、本数、部位によって花言葉が違ってくることをご存知ですか?みなさんが意図しないところでプレゼント相手を傷つけないように、バラの花言葉を詳しく解説しています。是非ご覧ください。
ダリアの色別の花言葉
ダリアにはたくさんの花色が存在していて、色別の花言葉も存在します。ここでは赤、白、黄の色別の花言葉をご紹介しますね。
赤のダリア
「栄華、華麗」
情熱をあらわす赤い花色とはあまり関係が無さそうなメッセージですね。でもダリアのゴージャスな咲きっぷりに「栄華、華麗」のメッセージはマッチしますよね。
白のダリア
「感謝、豊かな愛情」
こちらも白い花色とは関連が薄そうに思えます。しかしダリアの幾重にも重なる花びらは包容力を連想させますよね。いつも寛大な態度で接してくれるお父さん、お母さんへのプレゼントにもピッタリです。
黄のダリア
「栄華、優美」
うーん・・・これまた黄色い花色とは関係が無さそうだ。やはりダリアのゴージャスな咲き姿に由来した花言葉だと思います。誰にプレゼントしても喜ばれそうです。
ダリアの種類別の花言葉
古くからダリアは盛んに品種改良が行われ、たくさんの品種が誕生しています。そして種類別の花言葉も存在しています。その内のひとつをご紹介しますね。
皇帝ダリア
「乙女の真心」
そびえ立つように咲く様子から皇帝ダリアと呼ばれています。ピンク色の花が咲くから「乙女の真心」なのかな?うーん…咲き姿は男性的なんですけどねぇ。少し怖い。

なのでプレゼントする場合はポジティブな花言葉がキチンと伝わるように対策しましょうね。メッセージカード添えれば安心だし、相手の喜びもアップしますよ。
―メッセージ記入例―

ダリアの花情報
ここではダリアの花をより身近に感じていただけるようにダリアの花情報を2つご紹介しますね。
- ダリアの花情報
- ダリアの名前の由来
それでは順番にどうぞ!
ダリアの花情報
学 名= Dahlia pinnata Cav.
英 名= Garden dahlia
和 名= テンジクボタン(天竺牡丹)
原産地 = メキシコ、グアテマラ
色 = 赤、ピンク、黄、オレンジ、白など…
開花時期= 5月~7月、9月~11月
最盛期 = 5月~6月
花持ち = 5日程度
誕生花 = 7月28日
咲きっぷりが見事です…

うっとり見とれてしまいます…
自宅近くに咲いていた皇帝ダリアです

天にも届きそうです…うーん…何だか見下ろして来るなぁ…
日本へは天保13年(1842年)にオランダから長崎へ伝わりました。
ダリアの名前の由来
学名でもあるダリア(Dahlia)とは、スウェーデンの植物学者アンデシュ・ダール(Anders Dahl)氏の名前にちなみます。
あとがき・・・
ダリアの花言葉をご紹介しました。
それでは最後にもう一度、ダリアの花言葉を繰り返しご紹介しますね。
品種全般
「華麗、優雅、感謝」
「移り気、裏切り、不安定」
色別
赤のダリア「栄華、華麗」
白のダリア「感謝、豊かな愛情」
黄のダリア「栄華、優美」
種類別
皇帝ダリア「乙女の真心」
それでは・・・

記事:けいすけ