

夏を象徴する太陽のような花です。強烈な日差しのもと、元気いっぱいに咲くヒマワリを見ていると元気が貰えますよね。私も大好きな花です。
今回はそんなヒマワリの花言葉をご紹介します。実はヒマワリって…
太陽みたいな花なのに怖い花言葉が付いていたんです!

この記事を読めば、ヒマワリの花言葉とその「由来」や「意味」を知ることができます。ヒマワリには「色別」「本数別」「国別」の花言葉も存在しますので詳しく解説しますね。
そのほか「花情報」や「名前の由来」に加えて「プレゼントする時に注意すべきこと」もお届けします。
Contents
ヒマワリ全般の花言葉
まずはヒマワリの品種全般の花言葉をご紹介します。その花言葉とは…



この2つの花言葉の由来は、かつて“太陽を崇めていた国”に起こった出来事だと言われています。そのお話をご紹介しますね。



ペルーでは太陽信仰がとても盛んで、太陽の姿に似たヒマワリは神聖な花として崇められてきました。

かつてこの地に栄えた国でも、ヒマワリは尊重され、神殿に仕える巫女(みこ)たちは、ヒマワリをかたどった黄金の装飾を身に付けたり、ヒマワリの形のかんむりを被っていたそうです。

ところが・・・外国からやってきた侵略者たちがすべてを略奪したんです。美しい装飾品は溶かされて、味気ない金銀の延べ棒に変わったといわれています。
おしまい
この出来事が由来となって「いつわりの富、にせ金貨」の花言葉が付いたそうなんです。

続いてポジティブな花言葉「あなたを見つめる、崇拝、あなたは素晴らしい、愛慕、光輝、憧れ」について…
この6つの花言葉の由来は、ヒマワリの花の姿や向日性(こうじつせい)だと言われています。
向日性とは植物が光へ向かって伸びる性質のことです。

ヒマワリは蕾(つぼみ)のときに太陽の方に向いて回ります、そのため漢字では「向日葵」と書くのですよ。

これらポジティブな花言葉に関係する“悲しいギリシャ神話”も伝わっているんです。そのお話をご紹介しますね。


水の妖精クリュティエは、太陽神アポロンに一目惚れします。

クリュティエの告白により一度は恋仲になる二人でしたが、すぐにアポロンは別の女性レウコトエに心移りするんです。


二人の関係に嫉妬したクリュティエは、レウトコエの父親に告げ口をして二人の関係を壊します。

ところが・・・これが原因となりアポロンはクリュティエが大嫌いになってしまうんです。

傷心のクリュティエは、来る日も、来る日も、馬車で空を飛び交うアポロンを見つめ続けます。食料ばかりか水さえも口にせず立ち続け、9日目のことです。

クリュティエは1本の花に姿を変えたのでした。それがヒマワリの始まりだと言われています。
おしまい
ヒマワリの花言葉「あなたを見つめる・崇拝・あなたは素晴らしい・愛慕・憧れ」はクリュティエのアポロンに対する気持ちが元になっているとも言われているんですよ。

ヒマワリ色別の花言葉
黄色のイメージが強いヒマワリですが、白、オレンジ、紫、茶などの花色もあり、その色別にも花言葉が存在しています。
ここでは4色、白、オレンジ、紫、茶の順番にご紹介しますね。
白色のヒマワリ
「ほどよき恋愛」

オレンジ色のヒマワリ
「未来をみつめて」

紫色のヒマワリ
「悲哀」

茶色のヒマワリ
「冷静な判断」

ヒマワリ本数別の花言葉
バラに本数別の花言葉があるように、ヒマワリにも本数別の花言葉が存在します。愛の告白に使えそうな素敵なメッセージを紹介しますね。
- 1本
- 3本
- 7本
- 11本
- 99本
- 999本
「一目惚れしました」
「愛しています」
「言えなかったけど好きでした」
「最愛」
「ずっと一緒にいよう」
「何回生まれ変わってもあなたを愛します」
ヒマワリ国別の花言葉
海外でも大人気のヒマワリには各国ごとに独自の花言葉が存在しています。ここではイギリス、フランス、韓国の花言葉をご紹介しますね。
イギリスの花言葉

フランスの花言葉

韓国の花言葉

プレゼントする時に注意すべきこと
ヒマワリのように、ひとつの花にポジティブとネガティブ両方の花言葉がある場合は、プレゼントした相手が誤解しないよう細心の注意が必要です。
例えば・・・
こんなふうに折角のプレゼントがネガティブな意味に受取られたら笑えませんよね。そうならないために…
メッセージカードを添える、もしくは口に出してしっかりとメッセージを伝える。
など…対策をすると安心ですよ。
手書きのメッセージカードを添えれば、ポイントが5倍くらいアップしますよ。是非お試しあーれ。
―メッセージの記入例―
ヒマワリの花情報
ここではヒマワリの花をより身近に感じていただけるように、ヒマワリの花情報を2つご紹介しますね。
- ヒマワリの花情報
- ヒマワリの名前の由来
それでは順番にどうぞ!
ヒマワリの花情報
学 名= Helianthus annuus
英 名= Common sunflower、Mirasol
和 名= ヒマワリ(向日葵)
別 名= ヒグルマ(日車)、テンジクアオイ(天竺葵)、ニチリンソウ(日輪草)、ヘリアンサス
原産地 = 北アメリカ
色 = 黄、オレンジ、茶、紫など
開花時期= 周年
最盛期 = 6月~8月
花持ち = 5日程度
誕生花 = 8月17日
近所の道路で・・・

たくましい
愛知県尾張旭市にて・・・

酷暑のなかを元気いっぱいです
ヒマワリの名前の由来
学名のHelianthusとは、ギリシャ語で“太陽の花”を意味しています。
和名のヒマワリ(向日葵)とは、繰り返しになりますが、ヒマワリの“向日性”から名付けられました。
あとがき・・・
ヒマワリの花言葉をご紹介しました。
それでは最後にもう一度、ヒマワリの花言葉をまとめておきますね。
品種全般
「いつわりの富、にせ金貨、あなたを見つめる、崇拝、あなたは素晴らしい、愛慕、光輝、憧れ」
色別
白…「ほどよき恋愛」
オレンジ…「未来をみつめて」
紫…「悲哀」
茶…「冷静な判断」
本数別
1本…「一目惚れしました」
3本…「愛しています」
7本…「言えなかったけど好きでした」
11本…「最愛」
99本…「ずっと一緒にいよう」
999本…「何回生まれ変わってもあなたを愛します」
外国
イギリス…「傲慢、いつわりの富」「光輝」
フランス…「あなただけ見つめる、偵察、移動性」
韓国…「待っててね」
それでは・・・

記事:けいすけ