

おもに水辺で咲く花です。アイリスとはアヤメ科アイリス属に分類される花の総称でアヤメ、カキツバタ、ハナショウブ、ダッチアイリス、ジャーマンアイリスなどがあります。
学生時代を京都で過ごした私にとって、アイリス(アヤメ)と言えば、上賀茂の太田神社に咲くカキツバタのイメージが強いかなぁ。でも…どの花も凛として美しいのです。
今回はそんなアイリスの花言葉をご紹介します。実はアイリスには…
ギリシャ神話に由来する花言葉が付いているんです!

この記事を読めば、アイリスの花言葉とその「意味」や「由来」を知ることができます。
花言葉の由来にはあるギリシャ神話が関係していますので詳しく解説しますね。また「種類別の花言葉」や「花情報」「名前の由来」もお届けしますのでお楽しみに。
Contents
アイリスの品種全般の花言葉
繰り返しになりますが・・・アイリスとはアヤメ、カキツバタ、ハナショウブ、ダッチアイリス、ジャーマンアイリスなどアヤメ科の仲間の総称と考えてね。
それでは・・・アイリスの品種全般の花言葉をご紹介します。その花言葉とは…




そのお話をご紹介しますね。



全能の神ゼウスの妻である彼女にはイリスという名の侍女が使えていました。忠実なイリスのことをヘラはとても可愛がっていたんです。ところが…


イリスのことを浮気者ゼウスが見初めてしまうんです。イリスはヘラにすべてを打ち明けて「遠くへ行かせてほしい」と懇願したのでした。

ヘラは願いを聞き入れて、髪の毛にお酒を三滴たらし、首に七色の首飾りを掛けて、イリスを虹の女神に変えてやったのです。

そしてイリスは地上と天上とを結ぶメッセンジャーとなったのです。そのときお酒の一滴が地上へこぼれ落ち、そこからアイリスが誕生したと言われています



おしまい
このギリシャ神話が由来となってアイリスの花言葉「恋のメッセージ、吉報、雄弁、消息、変わりやすい」が付いたんです。
アイリスの種類別の花言葉と花情報
アイリスにはたくさん種類があり、その種類別の花言葉も存在しています。ここではアヤメ、カキツバタ、ハナショウブ、ジャーマンアイリス、ダッチアイリス…5つ種類別の花言葉を紹介します。
そこでそれぞれの花情報もあわせて紹介しますね。それでは順番にどうぞ!
アヤメ(菖蒲)の花言葉
「良い便り、信じるものの幸福」
ご紹介したギリシャ神話のイリスが花言葉の由来です。告白した相手からアヤメをプレゼントされたら素敵でしょうねぇ。ちょっと妄想し過ぎかな。
―花情報―
花弁に網目模様があるのが特徴だよ。乾燥しない湿原などで自生しています。
学 名= Iris sanguinea
英 名= Sibelian Iris
和 名= アヤメ(菖蒲、または文目)
原産地 = 日本、アジア北部~東部
色 = 紫
開花時期= 5月~6月
最盛期 = 5月
花持ち = 2日程度
誕生花 = 6月3日
近所の道路沿いにて

網目模様からしてたぶんアヤメです…
カキツバタ(杜若)の花言葉
「幸せは必ず帰ってくる」
いにしえから日本人に愛されてきたカキツバタは古い和歌にたびたび登場しますが、恋人を待つ心情の歌が多いんですよね。花言葉にもピッタリです。
―花情報―
花弁に白い斑があるのが特徴だよ。湿地や浅い池沼に自生しています。
学 名= Iris laevigata
英 名= Rabbit ear Iris
和 名= カキツバタ(杜若)
別 名= カオヨバナ(貌好花)
原産地 = 日本、シベリア、朝鮮半島
色 = 紫、白
開花時期= 5月
最盛期 = 5月
花持ち = 2日程度
誕生花 = 5月14日
京都にある太田神社のカキツバタ

5月17日訪問だったので花がだいぶ落ちています
うむむ・・・萎れています

子供の日あたりがピークでしょうねぇ
(現代語訳)
住吉の浅沢小野に咲くカキツバタを 私の衣に擦り付けて着る日は いつやってくるのだろうか
ハナショウブ(花菖蒲)の花言葉
「うれしい知らせ、優雅」
「うれしい知らせ」はイリスのギリシャ神話に由来します。一方、「優雅」は、ハナショウブの見事な咲き姿から付きました。どちらも素敵なメッセージですよね。