一寸法師の昔話です。
 
子供が居なかった老夫婦に男の子が生まれました。背丈が一寸(約3センチ)ほどしかなかったため「一寸法師」と名付けれらた彼は、成長して侍になることを目指します。体のサイズに合わせて、針の刀を差し、お椀の舟に乗って、都に向かった一寸法師の運命は?
 

 
オリジナルのイラストをたっぷり使った、無料で読める「ネット絵本」です。是非、お子様とご一緒に楽しんで下さいね。また絵本なので、読めばすぐに「あらすじ」が思い出せます。一寸法師のあらすじはどんなのだっけ?と悩んでいる方にも是非お勧めします。
 
また最後には、一寸法師の「教訓」とはなにか?私なりの意見もご紹介しますので、是非ご覧ください。それでは、一寸法師のお話のはじまり、はじまり~
 
 

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一寸法師のネット絵本

むかし、むかしの話です~
 
 
 

あるところに、おじいさんとおばあさんが暮らしていました。二人は仲が良くて、不自由の無い暮らしでしたが、ひとつだけ悩みがありました。それは、子供が居ないことです。
 
 
 
 
 
 

二人は神さまに「子供が授かるように」と熱心にお願いしました。その甲斐あってか、二人はついに子供を授かることになりました。しかし・・・
 
 
 
 
 
 

生まれてきた赤ちゃんを見てビックリ!!背丈が一寸ほどしかなかったのです。それでも二人は子供の誕生をとても喜び、「一寸法師」と名付けて、とても大事に育てました。
 
 
 
 
 
 

一寸法師は、とても頭が良くて、運動も得意でした。体も丈夫で元気に育ちましたが、なぜか身長だけは大きくなりませんでした。
 
 
 
 
 
 

月日は過ぎ、一寸法師は立派な若者に成長しました。そんなある日のこと、両親に向かって、一寸法師は言いました「都で侍になりたい」
 
 
 
 
 
 

二人は、一寸法師が立派な侍になれるようにと・・・小さい体に合わせ、刀(かたな)の代わりに針(はり)を、  鞘(さや)には藁(わら)を、  舟(ふね)には椀(わん)を、  櫂(かい)には箸(はし)を用意しました。
 
 
 
 
 
 

近くの川にお椀を浮かべて、遂にお別れの時です。「この川を真っ直ぐ行けば、都だよ」おじいさんが言いました。「気を付けてね」と、おばあさんは涙ながらに言いました。一寸法師は笑顔で旅立っていきました。
 
 
 
 
 
 

お椀の舟を安定させるのは一苦労でしたが、持ち前の運動神経の良さで、スグにお椀の舟を乗りこなしました。珍しい舟に、サカナも、カモも、親しげに寄ってきます。
 
 
 
 
 
 

大雨に流されたり、滝にお椀をひっくり返されたりもしましたが、どうにか都に到着しました。「さあ頑張るぞ」
 
 
 
 
 
 

都はとても華やかで、たくさんの人々が楽しそうに歩いています。「頼もう~」一寸法師は大声を張り上げます。しかし・・・町の賑わいに打ち消されて、その声はまったく届きません。「ここでは駄目だ」
 
 
 
 
 
 

一寸法師は、ひと気の少ない住宅街に場所を移して、仕官できる家を探すことにしました。そこで、通りがかった牛車を強引に止めて、屋形に乗る主(あるじ)に仕官を願いました。
 
 
 
 
 
 

牛車の主は、都の偉い大臣でした。大臣は、手のひらに乗る小さい一寸法師に、とても興味を持ち、「娘の遊び相手として働いてくれないか?」と言いました。
 
 
 
 
 
 

大臣に雇われた一寸法師は、娘の遊び相手として一生懸命に働きました。持ち前の器用さと、頭の良さで、彼はどんどん成長していきます。書道は初めてでしたが、あっという間に、娘のレベルを追い抜きました。また・・・
 
 
 
 
 
 

娘に教えてもらわないと読めなかった「難しい文字だらけの書物」も、今では彼が教える立場になりました。娘も、そんな一寸法師に好意を抱くようになりました。
 
 
 
 
 
 

ある日のこと・・・娘に「東のお寺へ、二人だけでお参りしよう」と誘われます。一寸法師は気のりしませんでしたが、娘に笑顔で誘われると断れず、二人で出掛けることになりました。お参りはとても楽しいものでした・・・しかし・・・
 
 
 
 
 
 

時間の過ぎるのを忘れてしまい、帰路に着くころには日が暮れていました。都へ戻るには、暗い森を通らないといけないのですが・・・日が暮れると、その森には・・・
 
 
 
 
 
 

が出るのでした。
「がっ、はっ、は・・・ひとりで、この森を抜けられると思ったか?」
「ひえっ」
 
 
 
 
 
 

鬼は、娘を片手で軽々と持ち上げます。その時・・・娘の襟元に隠れていた一寸法師が、勢いよく、飛び出します。
 
 
 
 
 
 

「おい、手を離さないと承知しないぞ」一寸法師は、針の剣を構えて鬼を睨みつけます。
 
 
 
 
 
 

何だ?この小さいヤツは。鬼は二本の指で一寸法師をつまみ上げて・・・「目障りなヤツめ、お前から先に食べてやる」  ごくり・・・  ひと飲みにしました。
 
 
 
 
 
 

ゴロン、ゴロン、ゴロン、ばたん。「うーん・・・よし、計算通りだぞ・・・」一寸法師は、よろよろと立ち上がりました。
 
 
 
 
 
 

「おい娘、次はお前を・・・うっ・・・うっ・・・」  ん?どうしたことでしょうか、鬼は娘を掴んでいた手を放して、苦しみ始めました。うっ、うっ、
 
 
 
 
 
 

なんと⁉鬼が苦しむその理由は、一寸法師が、鬼のお腹の中で、暴れまわっているからなのでした。そこらじゅうを針で刺されては、鬼もたまったものではありません・・・イタイ、イタイ、
 
 
 
 
 
 

ゲホッ・・・
鬼は、あまりのイタミに、一寸法師を吐き出しました。
 
 
 
 
 
 

「助けて~」鬼は森の奥へと逃げて行きました。ん⁉・・・鬼が何かを落としたぞ?
 
 
 
 
 
 

「これは・・・“打ち出の小槌”、どんな願いでも叶えてくれるのよ。」娘は、鬼の落とし物を拾い上げながら言いました。
 
 
 
 
 
 

「さぁ、そこに立って」その言葉に一寸法師が従うと、娘は打ち出の小槌を振りながら言いました。
「どうか一寸法師を大きくしてくださいな」
 
 
 
 
 
 

打ち出の小槌から降り注ぐ「光の渦」に、一寸法師の体が包み込まれると・・・彼の体は、グングン、グングン、大きくなっていきます。そして・・・娘の前にとても背の高い若者が姿を現しました。
 
 
 
 
 
 

大きくなった一寸法師は、娘へ、自分の思いを打ち明けます。娘も自分の気持ちを素直に伝えます。その後、大臣にも許されて、二人は結婚することになりました。
 
 
 
 
 
 

結婚後、二人は牛車に乗って、一寸法師の両親を迎えに行きました。そして、都で、両親とともに幸せに暮らしたそうです。
 
めでたし、めでたし・・・
 
 

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あとがき・・・

一寸法師のお話でした。
楽しんでいただけましたか?また、あらすじは思い出せましたか?
 
 
それでは、あとがきです・・・
 
現在、世に知られている一寸法師のお話は、明治時代に巌谷小波(いわやさざなみ)氏が書いた「日本昔噺」の中にあるお話が広まったものです。このお話の教訓は・・・
 

 
小さな力でも勇気と努力があれば、大きなことを成し遂げることができる
 

 
・・・チョット長いですが(^^;  そんなところではないでしょうか?
 
 
 
ところで・・・一寸法師のお話は、江戸初期頃に作られた「御伽草子」のお話が元になっていると言います。しかし・・・
 
御伽草子のお話は、現在伝わっているお話とは、かなり異なっていて・・・

  • 老夫婦が一寸法師を気味悪がったために家を出た
  • 一寸法師が娘を手に入れるため姑息な手段を取る

など・・・少し不気味で異様な雰囲気を持っています(^^;
 
浦島太郎のお話でもそうでしたが、巌谷小波氏のおかげで安心して昔話が読めるのでしょうねぇ・・・改めて感謝いたします。
 
 
記事:けいすけ
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