

この名前を聞くと、私は小学校の音楽の時間に歌った曲を思い出します。

曲が有名なアマリリスですが、花もまたスラリと伸びた茎の上に横向きの大きな花を咲かせ、とても美しい姿をしているんですよ。私も大好きな花です。
そんなアマリリスには「はて?どんな花言葉が付いているのかな

真逆のメッセージが付いていたんです!

この記事では、アマリリスの花言葉とその「意味」や「由来」を解説いたします。アマリリスには真逆の意味に思える花言葉が存在していますので詳しく説明しますね。
また「アマリリスの花情報」や「名前の由来」もお届けしますので是非ご覧ください。
アマリリスの花言葉
それでは早速、アマリリスの花言葉をご紹介しますね。その花言葉とは…





アマリリスにはとても魅力的な美しい花が咲きます。

ギリシャ語で、アマリリスとは「輝かしい」という意味があるんですよ。
そんな…アマリリスの美しい花の姿に由来して「輝くばかりの美しさ」が付きました。

アマリリスは横向きに花を付けますが、この花が群れを成して咲いている姿は、

人が向かい合って話をしている姿に映ります。まるで…お喋りに夢中の女性のようですよね。
そんな…アマリリスが横向きに花を付けることに由来して「おしゃべり」が付きました。

横向きに咲く同じアマリリスでも…

下向きなら消極的に映り、上向きなら威張っているように映りますよね。
そんな…アマリリスの花の角度による見え方の違いに由来して「内気、誇り、強い虚栄心」が付きました。

これらの花言葉の由来には『別説』もあって、古代ローマの詩人ウェルギリウスの作品「牧歌」に出てくるエピソードが由来だとも言われています。
そのお話をご紹介しますね。


むかしむかしのお話です。
あるところにアマリリスという名の羊飼いの少女がいました。年頃のアマリリスは、アルテオという名の少年に恋心を抱いていました。ところが…

『内気』な性格のアマリリスは、アルテオに話しかけることなんてできません。そのため、アマリリスの恋心に気付く者は誰一人いませんでした。

アルテオは花が大好きな少年で、いつも花をプレゼントしてくれる少女と仲良くしていました。
なんとしてもアルテオを振り向かせたい…アマリリスは自分の『誇り』を守るため、神さまの下を訪れます。

んだらば…この矢をもってくがえぇ

神さまのお告げに従い…アマリリスは矢で自らを傷つけます

矢から血が滴り、地面に落ちました。すると…その地面から『輝くばかりの美しさ』を持つ花が咲いたのです。


花をプレゼントされたアルテオは、その美しさに魅了され、すぐにアマリリスを好きになります。そして二人は恋に落ち…
内気だったアマリリスも、アルテオの前では、本当の自分…『おしゃべり』好きな少女…で過ごせるのでした。
おしまい
色別の花言葉はあるの?



なので・・・これまでご紹介した「輝くばかりの美しさ、おしゃべり、誇り、強い虚栄心、内気」の中から、伝えたいメッセージを選んで贈れば良いと思いますよ。

アマリリスにはポジティブとネガティブ両方の花言葉が付いています。
なので…
…なんて誤解されては大変です。
キチンと良いメッセージが相手に伝わるように…
メッセージカードを添える、または口に出してメッセージを伝える。
・・・など対策をしましょうね。
手書きのメッセージカードなら、相手の喜びも、ポイント5倍くらいになりますよ。

アマリリスの花情報
ここではアマリリスの花をより身近に感じていただけるように、アマリリスの花情報を2つご紹介しますね。
- アマリリスの花情報
- アマリリスの名前の由来
それでは順番にどうぞ!
アマリリスの花情報
学 名= Hippeastrum x hybridum
英 名= Amarylis、Knight star lily
和 名= アマリリス
別 名= ナイトスターリリー、バーバドリリー
原産地 = ブラジル
色 = 赤、ピンク、白、緑、複色など
開花時期= 5月~7月、10月
最盛期 = 6月
花持ち = 5日~7日程度
誕生花 = 1月20日
アマリリスはヒガンバナ科ヒッペアストルム属に分類されますが、かつてはヒガンバナ科アマリリス属に分類されていました。
そして現在…ヒガンバナ科アマリリス属に分類されているのは『ホンアマリリス』と『アマリリス パラディシコラ 』の2種類だけです。なので…学術的にはこの2種類がアマリリスになるんです。
ホンアマリリス・・・茎1本に10輪ほどのピンクや白の花を咲かせます。
パラディシコラは南アフリカに自生する希少な品種で、日本には流通していないそうで…詳しい生態はわかりませんでしたゴメンネ
しかし花屋さんで「アマリリスください」と言うと… ヒガンバナ科ヒッペアストルム属のアマリリスを渡されます。なんともややこしい話ですね
アマリリスの名前の由来
学名のHippeastrumとは、ギリシャ語で「馬のように大きい花」の意味です。
和名と英名の「アマリリス(Amarylis)」は、ローマの詩人ウェルギリウス(紀元前70~紀元前19)の作品に登場する「羊飼いの少女の名前」にちなんで付けられたと言われています。
そう…先ほどのお話で登場した私、アマリリスが名前の由来なの…
あとがき・・・
アマリリスの花言葉をご紹介しました。
それでは最後にもう一度、アマリリスの花言葉を繰り返しご紹介しますね。





それでは・・・

記事:けいすけ