けいすけ
秋に咲く花が好き!そんな管理人の「けいすけ」です。今回ご紹介するのはこの花!


細くて華奢(きゃしゃ)な茎を伸ばし、粒のような黄色い花を咲かせます。この花は「秋の七草」のひとつにも数えられ、万葉の時代から美しい花として愛されてきたんですよ。
今回はそんなオミナエシの花言葉をご紹介します。実はオミナエシには…
女性を連想させるような花言葉が付いていたんです!

この記事を読めば、オミナエシの花言葉とその「意味」や「由来」を知ることができます。
また「花情報」や「名前の由来」に加えて、オミナエシの雑学もご紹介しますのでお楽しみに。
けいすけ
女性を連想させるような花言葉ってどんなんやろうね?ここからは先生とお芝居ふうにお伝えしますね。
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オミナエシの花言葉とその由来
それでは早速、オミナエシの花言葉をご紹介します。その花言葉とは…


けいすけ
むむむ・・・確かにどれも女性を連想させるようなメッセージに思えますね。どうしてこの花言葉が付いたのですか?


オミナエシは、細長く伸びた茎に、粒のような花をたくさん咲かせます。その姿はどこか女性的で美しいですよね。

オミナエシの花が風に揺れるさまは、揺れうごく乙女心みたいに映ります。ちと、いい過ぎかな…
そんな…オミナエシが女性のように美しい花を咲かせることから「美人、親切、優しさ」の花言葉が付きました。
そして「はかない恋」は、その繊細で可憐な花が、秋風によって、頼りなげに揺れている姿から付けられたと言われています。
けいすけ
「美人、親切、優しさ」の花言葉なら誰に贈っても喜ばれそうですよね。



このオミナエシはとっても独特な匂いを持っているんです。漢名で敗醤(はいしょう)なんて名前が付くほど…独特な匂い、いや…臭(にお)いなんです。なので…プレゼントする場合には使い過ぎには注意しましょうね。
けいすけ
なるほど・・・要注意ですね。
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オミナエシの花情報
ここではオミナエシの花をより身近に感じていただけるように、オミナエシの花情報を4つご紹介しますね。
- オミナエシの花情報
- オミナエシの名前の由来
- オミナエシは秋の七草
- 和歌に詠まれたオミナエシ
それでは順番にどうぞ!
オミナエシの花情報
分 類= オミナエシ科オミナエシ属
学 名= Patrinia scabisifolia
英 名= Patrinia
和 名= オミナエシ(女郎花)
別 名= オミナメシ(女飯)、アワバナ(粟花)
原産地 = 日本、東アジア
色 = 黄
開花時期= 6月~10月
最盛期 = 8月~9月
花持ち = 5日程度
誕生花 = 10月2日
ご近所さんの庭先に咲いていました。

うーん…独特な香りです。例えるなら、東山動物園のシャバーニ(ゴリラ)だ!
学 名= Patrinia scabisifolia
英 名= Patrinia
和 名= オミナエシ(女郎花)
別 名= オミナメシ(女飯)、アワバナ(粟花)
原産地 = 日本、東アジア
色 = 黄
開花時期= 6月~10月
最盛期 = 8月~9月
花持ち = 5日程度
誕生花 = 10月2日
ご近所さんの庭先に咲いていました。

うーん…独特な香りです。例えるなら、東山動物園のシャバーニ(ゴリラ)だ!
オミナエシの名前の由来
オミナエシ(女郎花)のオミナとは女性のこと、そしてヘシは圧(へ)すが変化したもので、その意味は「どんな女性も圧倒するほどの美人」となります。
けいすけ
たしかにオミナエシの花はどこか女性的で美しいですもんね。
また別説では・・・

オミナエシの黄色い粒のような花が、むかし女性の食べ物とされた粟飯に似ているためオンナメシ(女飯)と呼ばれ、それが徐々に訛ってオミナエシに変化したともいわれています。
よめ
女性は白飯を食べられず、粟飯ばっか食べるなんて…ほんと嫌な時代よねぇ。

オミナエシにとてもよく似た花で、白い花をつける植物があります。それを…

オトコエシ(男郎花)と言います。
名前の由来はハッキリと分からないそうですが、オミナエシが粟飯を連想するのに対し、白い花が白飯を連想するため、名付けられたとの説もあるようです。

女郎花という漢字ですが、これが使われるようになったのは、平安時代からだと言われています。現在ではあまり良い意味で使用しない女郎(じょろう)ですが…本来は貴族の夫人や令嬢をさす言葉だったんですよ。
けいすけ
なるほど・・・高貴な方々をさす言葉だったんですね。
オミナエシは秋の七草
「春の七草」と同じように、秋にも「秋の七草」があります。そのひとつがオミナエシ(女郎花)なんですよ。
以下が秋の七草です。
ハギ(萩)
ススキ(薄)
クズ(葛)
ナデシコ(撫子)
オミナエシ(女郎花)
フジバカマ(藤袴)
キキョウ(桔梗)
秋の七草の覚え方をご紹介します。7種類もあると名前を覚えるのも大変なんですよね・・・でも大丈夫です!私が実践している方法で覚えれば、いとも簡単に暗記できてしまうんです。そのほか「秋の七草の由来」「秋の七草の意味」「秋の七草の特徴」などもご紹介しますので是非ご覧ください。
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和歌に詠まれたオミナエシ
オミナエシは、美しい花とされるだけあって、昔から多くの歌人たちによって詠われきました。その歌をいくつかご紹介しますね。
大伴池主『万葉集』
女郎花 咲きたる野辺を 行きめぐり 君を思い出 たもとほり来ぬ
(訳)オミナエシが咲いている野を歩いていると、あなたのことが懐かしくなって、遠回りをして来てしまいました
(訳)オミナエシが咲いている野を歩いていると、あなたのことが懐かしくなって、遠回りをして来てしまいました
藤原時平『古今和歌集』
女郎花 秋のの風に うちなびき 心ひとつを たれによすらん
(訳)オミナエシが秋の野原を吹く風に“ゆらゆら”となびいている、あなたはその心を誰に寄せようとしているんだ
(訳)オミナエシが秋の野原を吹く風に“ゆらゆら”となびいている、あなたはその心を誰に寄せようとしているんだ
藤原実頼『新古今和歌集』
女郎花 見るに心は なぐさまで いとど昔の 秋ぞ恋しき
(訳)オミナエシを見ても心は慰められず、ますます母が生きていた昔の秋が恋しい
(訳)オミナエシを見ても心は慰められず、ますます母が生きていた昔の秋が恋しい

紀貫之『古今和歌集』
をぐら山 みねたちならし なく鹿の へにけむ秋を 知る人ぞなき
(訳)小倉山の峰を均してしまうほど、歩き回って鳴く鹿が、秋をどんな気持ちで過ごしてきたか知る人などいない
(訳)小倉山の峰を均してしまうほど、歩き回って鳴く鹿が、秋をどんな気持ちで過ごしてきたか知る人などいない



あとがき・・・
オミナエシの花言葉をご紹介しました。
それでは最後にもう一度、オミナエシの花言葉を繰り返してご紹介しますね。
―オミナエシの花言葉―
美人
親切
優しさ
はかない恋




けいすけ
繰り返しになりますが…オミナエシには独特なにおいがありますので、プレゼントする場合は使い過ぎに注意しましょうね。
それでは・・・

記事:けいすけ
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