秋の七草のひとつ…萩(ハギ)
十五夜には、萩をススキと一緒に飾って、お月見をした…なんて方も多いのではないでしょうか?
そんな秋の代名詞のような萩には「はて?一体どんな花言葉がついているのかな」と調べてみました。すると…
少しネガティブな花言葉が付いていたんです。
この記事では「萩の花言葉」とその「意味」や「由来」をご紹介します。
あわせて「萩の花情報」「萩の名前の由来」「萩は秋の七草」「歌に詠まれる萩」も解説いたします。オリジナルイラストたっぷりで楽しくお届けしますので是非ご覧ください。
萩(ハギ)の花言葉
それでは早速、萩の花言葉をご紹介しますね。その花言葉とは…


うーん、なにか思い悩んでいるような…少しネガティブは花言葉ですね。どうしてこんな花言葉が付いたのですか?
これらは萩の花が咲く姿に由来していると言われています。
萩の花は、どこか頼りなげで、控えめな姿をしています。

ゆら…ゆら…
そんな萩の花が、秋の風に吹かれて“ゆらゆら”と揺れている姿は、人が物思いにふけるようにも映りますよね。
そんな姿に由来してこれらの花言葉は付けられたと言われています。

紫~ピンクの花が咲く萩ですが、その仲間に白い花が咲く「白萩(シラハギ)」なんて種類もありますよね。その白萩の花言葉も調べてみました。
白萩(シラハギ)の花言葉
独自の花言葉はありませんでした
萩(ハギ)の花情報
ここでは萩の花をより身近に感じていただけるように「萩の花情報」をご紹介します。お届けするのは以下の4つです。
- 萩の花情報
- 萩の名前の由来
- 萩は秋の七草
- 歌に詠まれる萩
それでは順番にどうぞ。
萩の花情報
学 名= Lespendeza bicolor var.japonica
英 名= Bush clover
和 名= 萩(ハギ)
原産地 = 日本、朝鮮半島、中国
色 = 紫、ピンク、白
学名のLespendeza(レスペデーザ)は、ある人物の名前に由来するそうです。
萩の名前の由来
“萩”にはどんな意味があるのでしょうか?萩の名前の由来には諸説ありますが、そのなかでもっとも有力な説をご紹介しますね。

このことを「生芽(はえき)」といいますが、これが変化して「萩(ハギ)」になったと言われています

萩は秋の七草
夏から秋にかけて可憐な花を咲かせる萩は「秋の七草」のひとつに数えられます。
その「秋の七草」をご紹介しますが…漢字でどう書くかお分かりになりますか?
それでは…スタートです。
ハギ
ススキ
クズ
ナデシコ
オミナエシ
フジバカマ
キキョウ
以上が「秋の七草」です。
そして漢字の正解はこちら…
ムムム…パソコンに頼り過ぎの生活のためか?私の正解は「萩」だけでした。
歌に詠まれる萩
むかしから日本に自生していて、人々に親しまれてきた萩は、歌人たちにも愛され、たくさんの歌が詠まれています。そんな歌のいくつかをご紹介しますね。
(訳)高円山の野には、見る人(志貴皇子)がいなくなった今も、秋萩はむなしく咲いているのだろうか?
(訳)萩の花に露があふれるように付いているが、風が吹いても、それをこぼさないように萩が揺れている。
(訳)行けるところまで歩き続けて、倒れて死ぬとしたら、そこには萩の花が咲いていてほしい

あとがき・・・
萩(ハギ)の花言葉をご紹介しました。
それではもう一度、花言葉を繰り返してご紹介しますね。



それでは・・・

記事:けいすけ