イタタタ・・・
トゲのある植物がちょっぴり怖い…そんな管理人の「けいすけ」です。今回ご紹介するのはこの花!


葉や総苞(そうほう)にトゲをもつ花です。野山などで自生するほか、身近な公園や広場などでも花を咲かせています。トゲに触ると痛いんですよねぇ。
今回はそんなトゲトゲしいアザミの花言葉をご紹介します。実はアザミには…
怖い『報復』という花言葉も付いているんです!

この記事を読めば、アザミの花言葉とその「由来」や「意味」を知ることができます。
この花には「報復」という怖い花言葉も付いていますので詳しく解説しますね。そのほか「花情報」や「名前の由来」に加えて「アザミにまつわるお話」もご紹介しますのでお楽しみに。
けいすけ
怖い「報復」のメッセージが付いたワケって、なになんやろうね?ここからは先生とお芝居ふうにお伝えします。
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アザミの花言葉
それでは早速、アザミの花言葉をご紹介しますね。その花言葉とは…


けいすけ
むむむ・・・確かに「報復」という怖いメッセージも存在しますね。どうしてこの花言葉が付いたのですか?


アザミの特徴と言えば、なんといっても鋭いトゲです。

アザミの葉は、深く切り込みが入っていて、その尖った部分に鋭いトゲをもちます。

そして総苞(そうほう)と呼ばれる花の根元部分にもトゲをもっているんです。
そんな…アザミがもつ鋭いトゲが何者も近づけさせないことから『独立、厳格、権威』の花言葉が付きました。
そして…アザミの花を摘もうとする者はトゲの復讐を受けることから『報復、触らないで』の花言葉が付いたんです。
けいすけ
なるほど・・・花を摘もうとするとトゲでケガをするため「報復」の花言葉が付いたんですね。納得です。
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ところで・・・これらの花言葉と関連付くようなお話がスコットランドに伝わっていますのでご紹介しますね。


13世紀のヨーロッパ・・・

ノルウェーの兵士たちが、スコットランドにあるアレキサンドロス王の城を取り囲んでいました。
戦況が膠着(こうちゃく)状態となったある日の夜…一人のノルウェー兵が偵察の命令を受けて城へ忍び込みます。


兵士は、足音を響かせないため、裸足で歩いていました。しかし、彼の足元にはたくさんのアザミが茂っていたのです。

アザミを踏んでしまった兵士は、あまりの痛さに叫びだしてしまいました。
その叫び声をきっかけにスコットランド兵たちは奮起して、ノルウェー兵たちを国外へ追い払ったと言われています。

国の救世主となったアザミは、スコットランドの国花および標章となり、現在でもこの国のシンボルとなっています。
おしまい
けいすけ
『独立、厳格、権威、報復、触れないで』のすべてが当てはまるお話ですね。

外国の花言葉の本に、ご紹介した以外の花言葉が載っていたのでご紹介しますね。それは『批評家、文句家』です。由来はトゲがチクリと刺さるという意味だそうです。粋だわ。
アザミの花情報
ここではアザミの花をより身近に感じていただけるようにアザミの花情報を3つをご紹介します。
- アザミの花情報
- アザミの名前の由来
- アザミにまつわるお話
それでは順番にどうぞ!
アザミの花情報
分 類= キク科アザミ属
学 名= Cirsium japonicum
英 名= Plumed thistle
和 名= ハアザミ(葉薊)
別 名= ハナアザミ(花薊)
原産地 = 日本
色 = 薄ピンク~赤、赤紫~紫、白
開花時期= 3月~7月
最盛期 = 4月
花持ち = 7日程度
誕生花 = 6月29日
学 名= Cirsium japonicum
英 名= Plumed thistle
和 名= ハアザミ(葉薊)
別 名= ハナアザミ(花薊)
原産地 = 日本
色 = 薄ピンク~赤、赤紫~紫、白
開花時期= 3月~7月
最盛期 = 4月
花持ち = 7日程度
誕生花 = 6月29日
アザミはキク科の仲間です。北半球に250~300種類が分布していて、日本にはそのうちの50~60種類が分布しています。
アザミとはキク科アザミ属の総称で、一般的にはノアザミ(野薊)のことを指します。
アザミの名前の由来
和名のアザミ(薊)とは、傷つくという意味をもつ古い言葉『あざむ』から付いたと言われています。これは花を摘もうとするとトゲで手が傷つくことから。
せんせい
別説では・・・沖縄の八重山地方の方言でトゲのことを指す『アザ』が語源だともいわれています。どっちなんでしょうね。
漢字では薊と書きますが、これは…

魚の骨がアザミのトゲを表しているんだそうです。
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アザミにまつわるお話
アザミがスコットランドの救世主となったお話以外にも、アザミにはたくさんの言い伝えや神話が伝わっています。そのうちの3つをご紹介しますね。
アザミ誕生にまつわるギリシャ神話
大地の女神が詩人のダフニスに恋をするのですが、気付かれずに失恋するのでした。彼女はそのショックのさなかにアザミを誕生させたのです。
雷神トールの北欧神話
北欧の神話でアザミは雷神トールの花とされています。そのためアザミを身につける者、またはアザミをカミナリ草と呼ぶ者は、雷から守られると言われています。
聖なるアザミのお話
キリストが処刑された十字架の釘を聖母マリアが地面に埋めたところ、そこからアザミが生えてきたと言われ、それは『祝福されたアザミ』または『聖なるアザミ』と呼ばれています。
あとがき・・・
アザミの花言葉をご紹介しました。
それでは最後にもう一度、アザミの花言葉を繰り返しご紹介しますね。
―アザミの花言葉―
独立
厳格
権威
報復
触れないで





けいすけ
怖い『報復』という花言葉ですが、それは自らの尊厳を守る意味でした。うーん、そんなに怖く無かったかな…

記事:けいすけ
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