

太い茎に優しい色合いの花がたくさん咲きます。男性がストックを片手に持つと、まるで剣を手にして忠誠を誓う騎士のようなんですよ。かっくいい。花の香りがよいのもGOODです。
今回はそんなストックの花言葉をご紹介します。実はストックには…
『見つめる未来』という花言葉が付いているんです!

この記事を読めば、ストックの花言葉とその「由来」や「意味」を知ることができます。
花言葉には『見つめる未来』という意味もあって、その由来だとも言われる「悲しいお姫さまのお話」も伝わっていますのでご紹介しますね。
そのほか「色別の花言葉」や「花情報」「名前の由来」もお届けしますのでお楽しみに。
Contents
ストックの品種全般の花言葉
まずは・・・ストックの品種全般の花言葉をご紹介します。その花言葉とは…





まっすぐに伸ばした茎に、優しい色合いの花をたくさん咲かせるストックは、華やかで見栄えのする花です。

しかも花もちが良くて、美しい花がずーっと楽しめます。切り花にしても一週間くらいは楽しめるかな。
そんな…ストックの美しい花が長持ちすることから「永遠の恋、永遠の美」の花言葉が付きました。

剣のような姿をしたストックは、西洋ではプロポーズや結婚式の定番の花とされています。

男性がストックを女性へ捧げる姿は、剣を手に忠誠を誓う騎士のようにも映りますよね。
そんな…ストックがプロポーズや結婚式での定番とされることから「豊かな愛、愛の絆、愛の結合、求愛、見つめる未来」の花言葉が付きました。

別説もあって、これら花言葉は「悲しいお姫さまのお話」に由来するともいわれているんです。
その悲しいお話をご紹介しますね。


むかしむかし・・・
ある国に美しいお姫さまがいました。

年頃になったお姫さまは、ある若者と恋に落ち結婚の約束をします。ところが…この若者は敵国の王子さまだったのです。
結婚を許してオネガイ
なにっ!敵国の王子だと、絶対に許さん!
なにぶん相手は敵国の王子です、結婚を許せるワケがありません。王さまは、お姫さまをお城の最上階にある部屋へ閉じ込めたのでした。
ホッ…これで大丈夫じゃろ
ところが・・・
お姫さまは愛を貫くため、窓からロープを伝って逃げようとしたのです。
そのとき・・・
ロープが切れて、お姫さまは亡くなってしまったのです。
神さまは、お姫さまのことを不憫に思い、
その亡き骸を花に変えてやりました。それがストックの始まりとなったのです。
おしまい
愛を貫くお姫さまと、真っ直ぐに成長するストックの姿がマッチするでしょ ?

ストックの色別花言葉
ストックは花色も豊富で色別の花言葉も存在しています。ここでは赤、黄、ピンク、白、紫の5色、色別の花言葉をご紹介しますね。
それでは順番にどうぞ!
赤のストック
「私を信じて」
情熱的な赤色にぴったりの強いメッセージです。長年付き合った恋人に贈れば、将来を約束するような意味となるので、プロポーズにも使えそうですよ。
黄色のストック
「寂しい恋」
日本では明るい花色ですが、西洋で黄色は裏切りや異端をイメージするため、ネガティブなメッセージが付いています。単色でのプレゼントはNGかな。色んな花色を交ぜて贈れば安心ですよ。
ピンクのストック
「ふくよかな愛情」
ピンク色は母性を感じる色ですよね。ストックにも母の愛情を思わせるような素敵な花言葉が付いています。お母さまへのプレゼントに是非どうぞ。
白のストック
「思いやり、密やかな愛」
「思いやり」と「密やかな愛」とは相反するメッセージですね。誤解を招かないよう、メッセージカードを添えるなど対策しましょうね。
紫のストック
「大らかな愛情」
落ち着いた大人のイメージをもつ紫にマッチした花言葉です。いつも優しい両親へのプレゼントに是非どうぞ。
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「結婚しない」の花言葉って存在するの?
Googleなどで検索窓に「ストック 花言葉」を入力すると、続く候補に『結婚しない』が出現する場合がありますよね。
なので人によっては・・・
・・・なんて思われている方も多いと思います。実はこれは花言葉ではなくて、2012年に放送されていたフジテレビの「結婚しない」というドラマのタイトルなんです。
ストックの花情報
ここではストックの花をより身近に感じていただけるようにストックの花情報を2つご紹介します。
- ストックの花情報
- ストックの名前の由来
それでは順番にどうぞ!
ストックの花情報
学 名= Matthiola incana
英 名= Stock、Comon stock、Gilly flower
和 名= アラセイトウ(紫羅欄花)
原産地 = 南ヨーロッパ
色 = 赤、紫、白、青、黄、ピンク、オレンジ
開花時期= 11月~5月
最盛期 = 3月
花持ち = 5~10日
誕生花 = 1月17日
人との関係は古く、古代ギリシャ時代にはすでに薬草として栽培されていたんですよ。
ストックの名前の由来
学名はMatthiola incanaです。Matthiolaとはイタリアの植物学者で医師のマッティオーリ氏の名前から、incanaとは灰白色の~という意味で、ストックの茎や葉に生える産毛にちなみます。
英名でもあるストック(Stock)とは、茎という意味です。これはストックが太い茎をもつところから名が付きました。
和名はアラセイトウ(紫羅欄花)です。この花が江戸時代に伝わったときに…
その葉ラセイタが徐々に転訛(てんか)してアラセイトウ(紫羅欄花)になったんです。
ハラセイタ→アラセイタ→アラセイトウ

ただし漢字の紫羅欄花がどうして当てられたのかは不明なんです。外来語の勘違いかな?
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あとがき・・・
ストックの花言葉をご紹介しました。
それでは最後にもう一度、ストックの花言葉を繰り返しご紹介しますね。
全般の花言葉
「永遠の恋、永遠の美、豊かな愛、愛の絆、愛の結合、求愛、見つめる未来」
色別の花言葉
赤・・・「私を信じて」
黄・・・「寂しい恋」
ピンク・・・「ふくよかな愛情」
白・・・「思いやり、密やかな愛」
紫・・・「大らかな愛情」
ほいでは・・・

記事:けいすけ