けいすけ
いい香りのする花が好き!そんな管理人の「けいすけ」です。今回ご紹介するのはこの花!

 
ジンチョウゲ(沈丁花)
 
春のサクラが咲く頃に、初夏を思わせるような香りを漂わせています。香りを表現するのは難しいですが、フレッシュで爽やかな香りといった感じかな。
 
今回はそんなジンチョウゲの花言葉をご紹介します。実はジンチョウゲには…
 
『不死』や『不滅』といった花言葉が付いているんです!
 
ジンチョウゲのイラスト
 
この記事を読めば、ジンチョウゲの花言葉とその「由来」や「意味」を知ることができます。
 
ジンチョウゲには「不死」や「不滅」といった花言葉が存在しますが、その由来となったギリシャ神話を詳しく解説します。また「花情報」や「名前の由来」もお届けしますのでお楽しみに。
 
けいすけ
「不死」「不滅」の由来となったギリシャ神話って、どんな話やろうね?ここからは先生とお芝居ふうにお伝えします。

 
 
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ジンチョウゲの花言葉

 それでは早速、ジンチョウゲの花言葉をご紹介しますね。その花言葉とは…
 
 

 

不死・不滅・永遠・栄光

 

 

けいすけ
むむむ・・・永遠をイメージするようなメッセージが並びますね。どうしてこの花言葉が付いたのですか?

 
 
 それでは解説します。

 
ジンチョウゲは常緑性の低木です。
 

 
そのため冬でも葉が落ちずに、一年を通して青々と葉が茂るんです。
 
そんな…ジンチョウゲが冬でも青々と葉が茂ることから「不死、不滅、永遠、栄光」の花言葉が付きました。
 

 

けいすけ
なるほど・・・冬でも葉が青々としていることが由来なのですね。納得です。

 
 
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 ただし別説では…
 
これら花言葉はあるギリシャ神話が由来だともいわれているんです。これがとっても理不尽なお話なんですよねぇ。
 
そのギリシャ神話をご紹介しますね。

 
ジンチョウゲのギリシャ神話
 
むかしむかしのある日のこと…
 
キューピッドがイタズラばかりをするので、太陽神アポロンが強く叱りつけたのでした。
 
 
 コラッ!駄目じゃないか!
・・・ムスッ
 
二度とするんじゃないぞ!
そう言って立ち去ろうとするアポロンにキューピッドが仕返しをします。
 
 
 
 
むむむ・・・
 
 
えいっ!
 
 
グサッ!
 
 
 
 

 
キューピッドの恋の矢がアポロンの背中に命中したのでした。そう…恋の矢が刺さると最初に見た人を好きになるんです。
 
 
 
 

 
そこに運悪くニンフのダフネが通りかかります。すると、たちまちアポロンはダフネに恋をするのでした。
 
 
 
キャー    待て~
逃げるダフネをアポロンがどこまでも追いかけます。ついにアポロンがダフネを捕まえようとしたその瞬間、
 
 
 

 
それを見ていた全能の神ゼウスが、ダフネを一本の木に変えたのでした
 
 
 
それがジンチョウゲの始まりです。アポロンのダフネに対する愛情は、彼女が木になっても変わらず、その後もジンチョウゲを愛し続けたそうですエーン
 
おしまい
 

 
そんな…アポロンの変わらないダフネへの愛情から「不滅、不死、永遠、栄光」の花言葉が付いたとも言われているんです。
 

けいすけ
なんだか理不尽なギリシャ神話ですねぇ。木にされてしまったダフネが不憫でなりません。

 
 
 ちなみに・・・ご紹介したギリシャ神話は月桂樹(ローレル)の花言葉の由来としても語られています。葉の形が似ているために混同されたのでしょうね。
 
 
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ジンチョウゲの花情報

ここではジンチョウゲの花をより身近に感じていただけるようにジンチョウゲの花情報を3つご紹介しますね。
 

  • ジンチョウゲの花情報
  • ジンチョウゲの名前の由来
  • ジンチョウゲは三大香木

 
それでは順番にどうぞ!

ジンチョウゲの花情報

分  類= ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属
学  名= Daphne odora
英  名= Winter daphne
和  名= ジンチョウゲ(沈丁花)
別  名= センリコウ(千里香)、センリバナ(千里花)、チョウジグサ(丁子草)、リンチョウカ(輪丁花)、ズイコウ(瑞香)
原産地 = 中国
色   = 白、淡い紅、淡い黄
開花時期= 3月~4月
最盛期 = 4月
花持ち = 1週間程度
誕生花 = 3月1日
 
近所のスーパーの前にて…
ジンチョウゲ
ずーっと匂ってられるのです…ええ香りやわ
 

 
日本へは室町時代に中国から伝わりました。
 
元々は、この植物の根を薬として用いるためにやってきたのですが、あまりにも良い香りの花が咲くため、庭木に植えられるようになったんだとか。
 

せんせい
ちなみに・・・日本にあるジンチョウゲはほとんどが雄株です。そのため果実を見ることはほとんどありません。

 
 
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ジンチョウゲの名前の由来

学名はDaphne odoraで、香りの良いダフネという意味です。

せんせい
Daphne(ダフネ)とは、先ほど紹介したニンフのダフネに由来します。

 
 
和名のチンチョウゲ(沈丁花)とは、ジンコウ(沈香)チョウジ(丁子)を合体させて名付けられたと言われています。これはジンチョウゲがこの二つの植物と同じくらい良い香りがするってことなんだそうです。
 
 

ジンチョウゲは三大香木

良い香りの花が咲くジンチョウゲは三大香木(さんだいこうぼく)のひとつに数えられます。
 
三大香木とは次の3つです。

春に咲く・・・ジンチョウゲ(沈丁花)
夏に咲く・・・クチナシ(梔子)
秋に咲く・・・キンモクセイ(金木犀)

 

文字で伝えるのは難しいのですが…
ジンチョウゲはフレッシュで爽やかな香り、クチナシのサンオイルの香り、キンモクセイは甘く重だるい香り…かな。

 
どの花も公園など身近なところで咲いていますので、それぞれの香りを試してみてね。
 


 
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あとがき・・・

ジンチョウゲの花言葉をご紹介しました。
 
それでは最後にもう一度、ジンチョウゲの花言葉を繰り返しご紹介しますね。

―ジンチョウゲの花言葉―
 
 不死
 不滅
 永遠
 栄光
 

 

けいすけ
春に公園などでジンチョウゲが香ってきたら、これらの花言葉を思い出してね。

 
それでは・・・
 

記事:けいすけ
 
 
 
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