けいすけ
♪は~るの小川はサラサラゆくよ♪ 今回ご紹介するのは童謡「春の小川」にも歌われるこの花!


中国が原産で、秋に種をまくと春に花が咲く一年草です。田んぼや野原などで根を這(は)わしながら四方に広がって、淡い紫の花を咲かせます。
別名ゲンゲ(紫雲英)とも呼ばれ、その漢字があらわす通り、春になると野原一面に咲いて、その様子はまるで低くたなびく紫の雲みたいなんです。実家近くの田んぼでもよく咲いていたなぁ。
今回はそんなレンゲソウの花言葉をご紹介します。実はレンゲソウには…
花にまつわる怖いギリシャ神話も伝わっているんです!

この記事を読めば、レンゲソウの花言葉とその「由来」や「意味」を知ることができます。
またレンゲソウには花にまつわる「怖いギリシャ神話」も伝わっていますので詳しくご紹介しますね。そのほか「花情報」や「名前の由来」もお届けしますのでお楽しみに。
けいすけ
花にまつわる怖いギリシャ神話って、どんなお話やろうね?ここからは先生とお芝居ふうにお伝えします。
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レンゲソウの花言葉
それでは早速、レンゲソウの花言葉をご紹介しますね。その花言葉とは…


けいすけ
むむむ・・・身近な人への感謝のメッセージみたいですね。どうしてこの花言葉が付いたのですか?


レンゲソウは中国が原産で、かなり古い時代に日本へやって来たと言われています。
原産地の中国では漢方薬として利用され…

その効能には胃腸や肝臓の働きを改善したり、利尿作用、風邪予防などがあります。
そんな…レンゲソウの漢方での薬効に由来して「あなたは私の苦しみを和らげる、あなたは私の悲しみを和らげる」の花言葉が付きました。
けいすけ
なるほどね。いつも身近で支えてくれる人へ贈りたい花言葉ですね。
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レンゲソウには、花にまつわる怖いギリシャ神話が伝わっているんです。そのお話をご紹介しますね。


むかしむかし・・・
ある村にとても仲の良い姉妹がいました。ある日のこと…

二人は祭壇に飾る花をつむため野原へとやって来ました。すると、すぐに姉のドリュオぺが走り出します…


あっ~~~



ドリュオぺは急に立ち止まります。彼女が足を止めた場所には、可愛らしいレンゲソウが咲いていたのです。

祭壇にピッタリだわ・・・ドリュオぺは花をつみ取ります。すると…「痛い!」レンゲソウが叫び声を上げたのです。
ドリュオぺが驚いて花を見ると…

折れた茎から液体が流れたのです。そして摘んだ花が話しかけてきます。

なんと・・・それはレンゲソウに姿を変えていた妖精だったのです。
すると・・・みるみるまに

ドリュオぺの足から根が生えて、植物に姿を変えてゆくのでした。
ドリュオぺはレンゲソウに姿を変えながら最後に言いました。

どうか、もう花は摘まないで!
おしまい
けいすけ
う~ん・・・怖いギリシャ神話ですね。ドリュオぺと妹が不憫でなりません。
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レンゲソウの花情報
ここではレンゲソウの花をより身近に感じていただけるようにレンゲソウの花情報を2つご紹介します。
- レンゲソウの花情報
- レンゲソウの名前の由来
それでは順番にどうぞ!
レンゲソウの花情報
分 類= マメ科ゲンゲ属
学 名= Astragalus sincus
英 名= Milk cetch
和 名= レンゲソウ(蓮華草)
別 名= ゲンゲ(翹揺または紫雲英)、ゲンゲソウ(翹揺草)
原産地 = 中国
色 = 紫、赤、白
開花時期= 4~6月
最盛期 = 5月
花持ち = 4~5日程度
誕生花 = 4月8日
岐阜県の木曽三川公園にて

淡い紫の蝶々がたくさん飛んでいるかのようです…
野原一面のレンゲソウ

ゲンゲ(紫雲英)という漢字がピッタリです…紫の雲みたいだ
学 名= Astragalus sincus
英 名= Milk cetch
和 名= レンゲソウ(蓮華草)
別 名= ゲンゲ(翹揺または紫雲英)、ゲンゲソウ(翹揺草)
原産地 = 中国
色 = 紫、赤、白
開花時期= 4~6月
最盛期 = 5月
花持ち = 4~5日程度
誕生花 = 4月8日
岐阜県の木曽三川公園にて

淡い紫の蝶々がたくさん飛んでいるかのようです…
野原一面のレンゲソウ

ゲンゲ(紫雲英)という漢字がピッタリです…紫の雲みたいだ
繰り返しますが・・・レンゲソウは中国から伝わりましたが、ハッキリとした時期はわかっていません。

春になると田んぼ一面にレンゲソウが咲きますが、これって農家のみなさんが前年に種をまくからなんですよ。
種をまく理由はレンゲソウが土の中で肥料になるからで、これを緑肥(りょくひ)といいます。
レンゲソウの根っこにあるコブには根粒菌(こんりゅうきん)という細菌がいて、それが土の養分になるんです。
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レンゲソウの名前の由来
学名はAstragalus sincusです。Astragalusとは、古いギリシャ語でくるぶしの骨という意味です。
くるぶしの骨の由来は分かりませんでしたが…
確かに花をよく見ると、くるぶしっぽいですよね。
和名のレンゲソウ(蓮華草)とは、花の形がハス(蓮)に似ていることから名付けられています。
別名ではゲンゲ(翹揺)とも呼ばれます。これは漢名の「翹揺」をそのまま音読みにして名付けられています。
せんせい
ゲンゲは紫雲英とも書きます。これは一面に咲くレンゲソウの姿が、低くたなびく紫の雲のように見えることから付いた漢字です。
あとがき・・・
レンゲソウの花言葉をご紹介しました。
それでは最後にもう一度、レンゲソウの花言葉を繰り返しご紹介しますね。
―レンゲソウ(蓮華草)の花言葉―
あなたは私の苦しみを和らげる
あなたは私の悲しみを和らげる


けいすけ
怖いギリシャ神話はありましたが、レンゲソウは身近に咲いて癒しをくれる花です。お話は気にせずにプレゼントしてみてね。
それでは・・・

記事:けいすけ
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