

まだ寒い2月頃から黄色いポンポンのような花を咲かせます。銀色がかった葉と黄色い花がどことなく都会っぽいんですよねぇ。とってもオシャレな花なのです。
今回はそんなフワフワとしたミモザの花言葉をご紹介します。ところでミモザにこんな噂があるのをご存じですか?それは…
ミモザには怖い花言葉が付いている!

この記事を読めば、ミモザの花言葉とその「意味」や「由来」を知ることができます。
この花には怖い花言葉が付いていると噂されますのでその真相を解説しますね。そのほか「花情報」や「名前の由来」のほか…「ミモザ、アカシア、ニセアカシアの複雑な関係」もお届けしますのでお楽しみに。
ミモザの花言葉
それではミモザの花言葉をご紹介します。果たして怖い花言葉は存在するのでしょうか?





フワフワとした黄色い花が都会的な雰囲気を漂わすミモザ…この花にはヨーロッパの街並みがよく似合います。

ヨーロッパでこの花は「どんなにオシャレに着飾っても適わない花」だと称されているんですよ。


ミモザにはフワフワとした花がたくさん咲きます。花が並んで咲く姿って、仲良しの友達同士みたいですよね。

そんな咲き姿からイギリスやドイツではこの花を『友情のシンボル』としているんですよ。


ネイティブアメリカンの若者たちは、純朴で愛の告白が苦手なため、ミモザ(その仲間と思われます)を使って告白をしていました。

青年が娘にミモザを捧げ、回答がOKなら娘はミモザを受け取ります。告白の間、二人はずっと黙ったまま、頬を紅く染めるそうです。


-まとめ-

3月8日は国際女性デーで、この日をイタリアでは『ミモザの日』と呼んで、男性から女性にミモザをプレゼントする慣習があります。
日本でも徐々に浸透しつつありますので、仲の良い女友達や、密かに思いを寄せる女性にミモザを贈ってみてね。
ミモザの花情報
ここではミモザの花をより身近に感じていただけるようにミモザの花情報を4つご紹介します。
- ミモザの花情報
- ミモザとアカシアの複雑な関係
- アカシアとニセアカシアの複雑な関係
- ミモザの名前の由来
それでは順番にどうぞ!
ミモザの花情報
学 名= Acacia dealbata、Acacia baileyana
英 名= Mimosa、Silver wattle
和 名= ギンヨウアカシア
別 名= フサアカシア、(通称はミモザ)
原産地 = オーストラリア東部、タスマニア
色 = 黄
開花時期= 2月~4月
最盛期 = 3月~4月
花持ち = 7日程度かかる
誕生花 = 2月26日
お向かいさんの庭木

雨が降る中をミモザが咲いています…
花のアップ…

黄色いポンポンみたいで愛らしいですよね
上の花情報を見て気が付いたのですが…ミモザって本当の名前では無いのですか?

そう・・・ミモザとは通称で、この花の正式名はアカシアなんです。このお話には、ミモザ、アカシア、ニセアカシアが複雑に絡み合いますので詳しく解説しますね。
まずはミモザとアカシアの関係から…
ミモザとアカシアの複雑な関係
通称でミモザと呼ばれるアカシア(マメ科アカシア属)はオーストラリア東部やオセアニアが原産で、もともとヨーロッパにはありませんでした。
そんなアカシアがヨーロッパに伝わります。すると……
…との理由でミモザと呼ばれるようになります。そう、ミモザとはヨーロッパにもともと自生していた植物の名前なんです。
そのヨーロッパにもともとあったミモザとは…

オジギソウ(マメ科オジギソウ属)のことなんです。学名はmimosa。花色はピンク色で、葉と花の形がアカシアにそっくりなんです。

明治時代、通称でミモザと呼ばれるアカシア(マメ科アカシア属)が日本へ伝わります。すると…
…という風に、日本でもアカシアをミモザと呼ぶようになったんです。

めでたし、めでたし、

ここで話はおわりません。ミモザにその座を奪われたアカシアは別の植物を指す名前になってしまうんです。それがニセアカシアです。
アカシアとニセアカシアの複雑な関係
Googleで「アカシア」を画像検索すると、黄色い花に交じって、銀色の花がヒットすると思います。
この銀色の花こそが、ニセアカシア(マメ科ハリエンジュ属)なんです。
ところが・・・日本ではこのニセアカシアのことをアカシアと呼ぶんです。うーん…ややこしい。
例を挙げると・・・
- 札幌のアカシア並木・・・銀色の花ですよね
- アカシアはちみつ・・・材料はニセアカシアの蜜です
- 北原白秋「この道」・・・札幌のことを歌っています
- ユーミン「acasia」・・・銀の花が散って♪とあります

ちなみに・・・ニセアカシアの名前の由来は、英名のfalse acacia(偽のアカシア)から。
―まとめ―
ミモザと呼ぶとアカシアで、アカシアと呼ぶとニセアカシアで、ニセアカシアと呼ぶと嫌われて…何ともややこしい話だ。
触れると葉が閉じる、あのオジギソウの花言葉とその「意味」や「由来」を解説いたします。また「オジギソウの花情報」や「名前の由来」もご紹介しますので是非ご覧ください。
ミモザの名前の由来
学名でもあるアカシア(Acacia)とは、ギリシャ語で尖らす(Akazo)の意味を持ちます。
繰り返しになりますが・・・ミモザという名前は通称です。オジギソウに似た姿のため、ヨーロッパでMimosaと呼ばれ、その呼び名が日本へ伝わりました。
あとがき・・・
ミモザ(アカシア)の花言葉をご紹介しました。
それではもう一度、ミモザの花言葉を繰り返してご紹介しますね。
ミモザ全般の花言葉
「優雅、友情、プラトニックな愛」
※ミモザに怖い花言葉はありません

記事:けいすけ