けいすけ
冬に咲く花が好き!そんな管理人の「けいすけ」です。今回ご紹介するのはこの花です!

 
ツバキ(椿)
 
日本の冬を代表する花で、西洋では日本のバラと称されています。極寒の中を赤い花が健気に咲くんですよ。葉っぱもツヤツヤと光沢があって綺麗なんです。
 
ところで・・・そんなツバキにまつわるある噂を聞いたことはありませんか?それは…
 
ツバキには怖い花言葉が存在する!
 
ツバキのイラスト
 
この記事では、ツバキの花言葉とその「意味」や「由来」を解説します。果たしてツバキにまつわる怖い噂は本当なのでしょうか?検証してみました。
 
また「花情報」や「名前の由来」にくわえて「ツバキとサザンカの違いとは?」もお届けしますのでお楽しみに。
 
けいすけ
ツバキに怖い花言葉があるって本当かいな?ここからは先生とお芝居ふうにお伝えします。

 
 
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ツバキの品種全般の花言葉

 まずは・・・ツバキの品種全般の花言葉をご紹介しますね。その花言葉とは…
 
 

 

誇り・控え目なやさしさ

 

 

けいすけ
むむむ・・・どちらも素敵なメッセージですね。ん?もしかしたら花言葉の由来に怖い要素でもあるのかな?

 
 
 それでは・・・花言葉の由来に怖い要素があるのかみてみましょう。

 
 まずは「誇り」とは…
 
寒い季節に可憐に咲くツバキ、その美しさから西洋ではこの花を『日本のバラ』と称しているんですよ。
 
ツバキのイラスト
 
そんな…ツバキの花の美しさから「誇り」の花言葉が付きました。
 
 
 
 
 
 続いて「控え目なやさしさ」とは…
 
美しいツバキの花なのですが…実は、
 
ツバキのに匂いが無いイラスト
 
花にほとんど香りがしないんです。とっても控えめに咲く花なのです。
 
そんな…美しいツバキの花に香りがしないことから「控え目なやさしさ」の花言葉が付きました。
 

 
ご覧の通り・・・花言葉の由来には怖い要素はありません。慎ましやかなツバキの美しさに由来する素敵な花言葉なんです。
 

けいすけ
うーん・・でもツバキには赤以外にも、白やピンクが咲きますよね。そんな『色別』に怖い花言葉や由来があるのでは?

 
 
ではツバキの色別の花言葉をご紹介しますね ふぅ…

ツバキの色別の花言葉

赤、白、ピンクの3色に『色別』花言葉が存在しますので順番にご紹介しますね。

赤いツバキ

赤いツバキのイラスト「控えめな素晴らしさ、謙虚な美徳」
 

白いツバキ

白いツバキのイラスト「完全なる美しさ、至上の愛らしさ」
 

ピンクのツバキ

ピンクのツバキのイラスト「控えめな美、控えめな愛」
 
 

どれも似かよった花言葉で、その色独自の強いメッセージは感じられません。どの花言葉もツバキの“美しさ”と“香りがしないこと”に由来しています。

 

けいすけ
ツバキに怖い花言葉は無くて、その由来にも怖い要素はありませんね。それでは…なぜ?「ツバキの花言葉は怖い」と噂されるのでしょうか?

 
 

ツバキの花言葉が怖いと噂される理由とは?

 ツバキの花言葉が怖いと噂される理由には次の2つがあると思います。

  • 小説「椿姫」
  • ツバキの散り方

順番に解説しますね。

小説「椿姫」

ネットを中心にこんな噂があるのをご存知でしょうか?それは…
 

 
フランスの小説「椿姫」に由来してツバキには『罪を犯す女』という花言葉が付いている。
 

 
 
 ゾゾゾとする噂ですよね。果たして、どんな罪を犯す女性なのでしょうか?小説のあらすじを振り返りましょう。

 
19世紀のパリ・・・美貌を誇るマルグリットという娼婦がいました。
 
ドレスの女性のイラスト
 
マルグリットはいつも胸元にツバキを飾っていたため『椿姫』と呼ばれ、貴族たちを相手に贅沢三昧で享楽的な日々を送っていました。
 
ところが・・・マルグリットはアルマンという青年と出会い、本当の愛に目覚めます。
 
二人はパリでの享楽的な生活を捨て、田舎で暮らし始めます。しかし…そこへアルマンの父親が訪ねてきて…
 
 
 アルマンのためを思うなら、どうか別れて欲しい…
 アルマンのために?
 
 
マルグリットは、アルマンを愛するがゆえ、彼の元を去り、その後に病気で亡くなります。
 
おしまい・・・
 

 

けいすけ
んんん?この話のいったいどこが『罪を犯す女』なの?

 
 でしょ?罪と言えば、享楽的な日々を送っていたこと、もしくは、アルマンを想うためとは言え彼の元を離れていったことでしょうか?でも…

小説を読むとわかるのですが、マルグリットはとても健気で、そして気高い女性なんです。私は『罪を犯す女』は的外れだと思います。

 
なので・・・
 
当ブログの見解です。

 
ツバキに『罪を犯す女』の花言葉はありません。また小説「椿姫」にもそのようなイメージは感じません。まさに都市伝説なのでは?
 

 

けいすけ
こういった都市伝説的なものがツバキの花言葉=怖いとさせる一因なのでしょうね。

 
 

ツバキの散り方

美しい花を咲かせるツバキですが、花の散り方に特徴があって…
 
散ったツバキのイラスト
 
 花ごと“ぽとり”と落ちるんです。
 
その理由は花弁と雄しべが結合しているためで、そうすることで鳥が蜜を正面からしか吸えなくなり、受粉しやすくなっているそうです。

せんせい
ツバキは鳥に花粉を運んでもらうため、鳥を受け入れることができるように、花弁と雄しべをつなげて強い構造になっているんですよ。

 
 
昆虫がいない冬を生き抜くための“ツバキの知恵”なんです。ところが・・・
 

 
日本ではツバキが花ごと“ぽとり”と落ちる姿を縁起が悪いと考えるんです。
 

 
 
ツバキが落ちる姿を、頭が落ちる姿と重ねて、武士たちが忌み嫌ったのが始まりだそうですが、今でも“お見舞い”や“お祝い”にはNGとするのがマナーなんです。
 

けいすけ
むかし会社の先輩から「ツバキとシクラメンはお見舞いにはNGだぞ」って言われたことがあります。そういう意味だったのですね。

 
 
 ほいなら、まとめます・・・
 
当ブログの見解です。

 
ツバキに怖い花言葉はありません。しかし日本では花の散り方からツバキ=縁起が悪いと考えますので、お見舞いやお祝いには向きません。
 

 
 


 
 
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ツバキの花情報

ここではツバキの花をより身近に感じていただけるようにツバキの花情報を3つご紹介しますね。
 

  • ツバキの花情報
  • ツバキの名前の由来
  • ツバキとサザンカの違いとは?

 
それでは順番にどうぞ!

ツバキの花情報

分  類= ツバキ科ツバキ属
学  名= Camellia japonica
英  名= Camellia
和  名= ツバキ(椿)
原産地 = 日本、中国、東南アジア
色   = 赤、白、ピンク
開花時期= 12月~4月
最盛期 = 1月~2月
花持ち = 3日~5日程度
誕生花 = 1月14日
 
ご近所さんにて
ツバキ
 
 
散っても美しいのです
散ったツバキ
 

 
 原産地は日本や中国で17世紀ころにヨーロッパに伝わったとされています。
 
学名のCamelliaは、カルメスという宣教師の名前が由来となっています。彼の功績を称えスウェーデンの学者リンネによって命名されました。

せんせい
このカルメスという宣教師がヨーロッパにツバキをもたらしたと言われています。

 

ツバキの名前の由来

ツバキの名前の由来には諸説ありますが、そのいくつかをご紹介しますね。

  • 葉に艶があるためツヤハキ(露葉木)が転じた
  • 葉が厚いためアツバギ(厚葉き)が転じた
  • 常緑の葉であるからスハキ(寿葉木)が転じた

 
そのほかにも韓国でツバキのことをツンバク(冬柏)といい、それが伝わったのでは?という説もあります。
 

せんせい
ちなみに・・・ツバキは漢字で椿と書きますが、これは日本で作った国字なんですよ。春に咲くという意味なんでしょうね。ちなみに(えのき)も国字で、(ひいらぎ)は漢字なんです。

 
 

ツバキとサザンカの違いとは?

 サザンカ、サザンカ、サイタミチ♪
 
小学生のころ、冬の通学路に赤い花が咲いていると、みんなで声を揃えて歌ったものです。でも今考えると…
 
サザンカ(山茶花)
 
あれはサザンカではなくて、ツバキだったのかも知れません。
 

けいすけ
そう・・・ツバキとサザンカは非常によく似ているんです。どうやって見分けたらいいの?

 
 おまかせ下さい。ツバキとサザンカの違いを一覧表にまとめました。

ツバキ(椿)サザンカ(山茶花)
開花12月~4月10月~2月
艶がある細かいギザギザと毛がある
葉脈透かしても見えない透かすと白く映る
散り方花ごとぽとりと落ちる花びらが1枚づつ落ちる
香りなしすこし甘い香り
つるつる毛がある
子房毛がない毛がある

 
ツバキの断面イラスト
 子房(しぼう)とは雌しべの下の膨らんだところだよ。花の散り方、葉の特徴、香りが見分けやすいポイントになると思います。この表を参考にツバキとサザンカを見分けてみてね。
 


 
 

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あとがき・・・

ツバキの花言葉をご紹介しました。
 
それでは最後にもう一度、ツバキの花言葉を繰り返しご紹介しますね。

―ツバキの花言葉―
 
品種全般の花言葉
「誇り、控え目なやさしさ」
 
色別の花言葉
赤…「控えめな素晴らしさ、謙虚な美徳」
白…「完全なる美しさ、至上の愛らしさ」
ピンク…「控えめな美、控えめな愛」
 
花言葉に怖い意味はある?
花言葉、その由来ともに“怖い意味”はありません。
 

 

せんせい
ただし・・・花の散り方から、日本ではツバキ=縁起が悪いと考える人もいて、お見舞いやお祝いには向かない花とされるのでご注意くださいね。

 
それでは・・・
 

記事:けいすけ
 
 
 
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