桃太郎の昔話です。
 
誰でも一度は聞いたことのある話ですよね。
桃から赤ちゃんが生まれてくるアイデアが面白くて、一度聞いたら忘れられないお話です。これからも何世代にもわたって読み聞かせをしていきたいものですね・・・
 

 
この記事では、桃太郎のお話をオリジナルのイラストをたっぷり使って絵本風にお届けします。

お子さまの読み聞かせのほか、あらすじを思い出せない方にも読んでスッキリしてもらえると考えております。また最後には愛知県に存在する桃太郎の伝説が残る神社についてもご紹介いたしますので、是非ご覧下さい。

それでは桃太郎のお話のはじまり、はじまり~
 
 

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桃太郎

むかし、むかしの話です・・・





あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。ある日のこと・・・





「ばあさん、気を付けてな・・」おじいさんは、そう言って山へ芝刈りに行きました。そしておばあさんも洗濯をするため川へと向かいました。





ゴシゴシゴシ・・・ゴシゴシゴシ・・・・おばあさんがいつものように川で洗濯をしていると・・・





川の上流から、それはそれは大きな桃「どんぶらこ♪」「どんぶらこ♪」と流れてきました。





「これは美味しそうな桃じゃ」おばあさんは流れてきた大きな桃を拾いあげ、おじいさんへのお土産に持って帰ることにしました。





芝刈りから戻ってきたおじいさんは大きな桃を見てびっくり。 「ばあさん、さっそく食べようか」





おばあさんは包丁を構えたかと思うと、大きな桃めがけて「エイッ!!」っと振り下ろしました。見事に桃は真っ二つです。

ところが・・・





「おんぎゃー」「おんぎゃー」 

ん⁉ な、な、なんと桃の中から赤ん坊が飛び出してきました!!おじいさんもおばあさんも目を見開いてビックリしました。





子どもが居なかった二人は、突然、授かった赤ん坊に大喜び。桃から生まれた赤ん坊なので「桃太郎」と名付けて、それはそれは大事に育てました。





そして年月は流れて・・・桃太郎は立派な青年へと成長しました。

ある日のこと、桃太郎はおじいさんとおばあさんに言いました。





「このところ都で、2匹の鬼が大暴れをして、略奪を繰り返しているそうです。私は鬼を退治するため『鬼ヶ島』へ向かいます。」





その立派な考えに心を打たれたおじいさんは、『刀』『鎧』『のぼり』『扇子』を桃太郎に授けました。





おばあさんは、心を込めて作った日本一の『きびだんご』を桃太郎に持たせました。





「桃太郎や・・・必ず無事に帰ってくるんだよ」おじいさんとおばあさんに見送られて、桃太郎は鬼ヶ島に向けて出発しました。







桃太郎が原っぱを歩いていると、一匹のサルが近寄ってきます・・・

「桃太郎さん、お腰のきびだんごをひとつくださいな」





家来になって鬼退治のお供をするなら‟ひとつ”あげるよ。

「キッ、キー・・・」





サルと一緒に崖沿いの道を歩いていると、一匹の犬が近寄ってきます・・・

「桃太郎さん、お腰のきびだんごをひとつくださいな」





お前も、家来になって鬼退治のお供をするなら‟ひとつ”あげるよ。

「ワンワン」





サルと犬と一緒に砂浜を歩いていると、一羽のキジが近寄ってきます・・・

「桃太郎さん、お腰のきびだんごをひとつくださいな」





お前も、家来になって鬼退治のお供をするなら‟ひとつ”あげるよ。

「ケーン、ケーン」





鬼が住むという鬼ヶ島は、荒れた海の遥か彼方に浮かぶ小さな島でした。桃太郎は3匹のお供と船に乗って、鬼ヶ島へと向かいました。





『鬼ヶ島』に辿り着いた桃太郎たちは、島に上陸して鬼の姿を探しました。

「いつ襲ってくるかわからないから気を付けるんだよ」





「あっ、危ない!!」

『赤鬼』が金棒を振り上げて襲ってきた。





すかさずサルが赤鬼に飛びかかります。サルに引っ掛かれて、赤鬼がひるんだ隙に・・・

「エイッ!!」

桃太郎は赤鬼を一太刀でやっつけました。「やったぁ」サルが喜んだのも束の間・・・





「あっ、危ない!!」

今度は『青鬼』が大きな石を担ぎ上げて襲ってきました。





 

すかさずキジが青鬼の目をクチバシで攻撃します。ひるんだ青鬼に、犬が嚙みついた、

「いまだワン」





桃太郎は、振り上げた刀を「ヤーッ!!」青鬼に叩きつけました。「参りました」青鬼もたまらず降参しました。





桃太郎は、鬼たちを改心させ、二度と人間を襲わないと約束させました。鬼の住む洞窟の中は、奪った品で溢れかえっていました。

「これを都の人たちに返してください」





たくさんのお宝を積んだ船に乗り、桃太郎は鬼ヶ島を後にしました。

「もう二度と都に来るんじゃないぞぉ」





取り返した品物を都の人たちに返した桃太郎は、その後、おじいさん、おばあさんと末永く幸せに暮らしたそうです。
 
おしまい。
 

織姫と彦星が年に一度しか会えない理由を覚えていますか?これを読めばサクッと思い出せますよ!

七夕物語のあらすじがイラスト絵本で簡単に思い出せるよッ!!

 
 

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あとがき・・・

桃太郎の昔話いかがでしたか?

別のバージョンとして、桃太郎は桃から生まれるのではなく、桃を食べた二人が若返り、おばあさんが桃太郎を出産する話もあるそうです。その他の部分においても、地域や家庭によって多少内容の違いがあるかも知れませんが、何卒ご了承のほどよろしくお願いいたします。
 

ところで・・・桃太郎のゆかりの土地と言えばどこでしょうか?

一般的に言うと・・・『岡山県』ですよね。

 
しかし愛知県では少し状況が変わってきます。愛知県犬山市には「桃太郎神社」という神社があって「桃太郎伝説」が存在するんです。

私は名古屋に来てから一度だけ行きましたが、気味の悪い銅像がたくさんあって怖かったです(^^;

桃太郎神社のホームページです。

興味のある方は是非、参拝してみてくださいね。


 

こんな昔話もありますよ。これも定番!一寸法師のお話です・・・ぜひ楽しんでくださいね。

一寸法師の絵本を楽しもう!都に向かった彼の運命はいかに?

 
 
記事:けいすけ
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