けいすけ
花にまつわる神話が好き!そんな管理人の「けいすけ」です。今回の花はこれです!


食いしん坊の私にとって、リンゴと言えば真っ赤な果実ばかりが思い浮かんでしまいますが、春先に咲く淡いピンクの花がとっても愛らしいんですよ。
そんなリンゴの花(または果実)には「はて?どんな花言葉がついているのかな

旧約聖書やギリシャ神話に由来する花言葉が付けられていたんです!

この記事では、リンゴの花言葉とその「由来」や「意味」を解説します。
花言葉の由来となった“旧約聖書”や“ギリシャ神話”のお話をイラストを使って楽しくご紹介しますね。
そのほか「リンゴの花情報」や「名前の由来」もお届けしますので是非ご覧ください。
けいすけ
旧約聖書やギリシャ神話に由来するメッセージって、どんなんやろうね?先生と一緒にお芝居風にお伝えしますね。
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Contents
リンゴ(林檎)の花言葉
それでは早速、リンゴの花言葉をご紹介します。その花言葉とは…


けいすけ
むむむ・・・色んな意味のメッセージが付いているんですね。どうしてこの花言葉が付けられたのですか?


- 旧約聖書に由来する花言葉
- ギリシャ神話に由来する花言葉
- 花と果実の順番に由来する花言葉
それでは順番にどうぞ!
旧約聖書に由来する花言葉
リンゴの花言葉「誘惑、後悔」は、旧約聖書『創成期』に登場する“禁断の果実”が関係していると言われています。
それでは・・・そのお話を振り返ってみましょう

エデンの園で暮らすアダムとイブ・・・二人は神さまから「園の中央にある樹木の果実は食べてはならぬ」と言い聞かせられていました。
ところが・・・

悪の化身のヘビ



その結果・・・

神さまとの約束を破った罰として、アダムとイブはエデンの園を追放されてしまったのです。
おしまい。
けいすけ
なるほど・・・ヘビの“誘惑”に負けてリンゴを食べてしまい、アダムとイブは“後悔”している…そういう意味なんですね。

余談ですが・・・
旧約聖書には「この果実がリンゴである」という記述はありません。そのため、この果実は“イチジク”や“杏”だとする説もあるそうです。
もう一つ余談ですが・・・
リンゴを食べるとき、イブが美味しい部分
を食べ、アダムは残った芯
を食べようとしました。ところが芯が喉につっかえてしまい、そのために男性には喉仏があるのだそうです。


ギリシャ神話に由来する花言葉
リンゴの花言葉「最も美しい女性へ、好み、選択」は、ギリシャ神話に登場する“黄金のリンゴ”が関係すると言われています。
それでは、そのお話をご紹介しますね

むかしむかし・・・
女神テティスと人間であるペレウスの結婚式が行われ、そこにはすべての神々が招待されていました。
ところが・・・

たった一人不和の女神エリスだけが招待されていなかったのです。
自分が招かれなかったことに憤ったエリスは…



『最も美しい女性へ』と記した“黄金のリンゴ”をお祝いの席に投げ入れたのでした。
その黄金のリンゴに…

自分が一番美しいと思っている3人の女神たちが手を伸ばします。



3人は黄金のリンゴが自分のものだと言って、決して譲ろうとしません。

この争いの対処に困った全能の神ゼウスは、美少年の羊飼いパリスに審判を求めます。

えっ? う、うーん・・・
アフロディーテ
私を選んでくれたら、世界一の美女と結婚させてあげるわよ。
アテナ
私を選んでくれたら、戦いの手柄を立てさせてあげるわ。
ヘラ
私を選んでくれたら、ゼウスの力によって富と権力を授けるわよ。
思い悩んだ末、パリスが出した結論は…

アフロディーテだったのです。
おしまい
けいすけ
リンゴの花言葉「最も美しい女性へ、好み、選択」のどれもが当てはまる神話ですね。納得できました。

花と果実の順番に由来する花言葉
それでは最後に・・・リンゴの花言葉「優先」は“花”と“果実”のなる順番が関係しています。
淡いピンク色をした美しい花が咲くリンゴ。

しかし西洋ではこの美しい花はこの後に実る有益な果実の“前触れ”でもあると考えるそうなんです。
そのため、イギリスではリンゴの花に、フランスではリンゴの果実に、「優先」の花言葉が付けられています。

しかし西洋ではこの美しい花はこの後に実る有益な果実の“前触れ”でもあると考えるそうなんです。
そのため、イギリスではリンゴの花に、フランスではリンゴの果実に、「優先」の花言葉が付けられています。
けいすけ
しかし・・・振り返ると、どの花言葉もリンゴの花ではなく、果実にばかり花言葉が存在しているような感じですね。

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リンゴ(林檎)の花情報
ここではリンゴの花をより身近に感じていただけるように、リンゴの花情報を2つご紹介します。
- リンゴ(林檎)の花情報
- リンゴ(林檎)の名前の由来
リンゴ(林檎)の花情報
分 類= バラ科リンゴ属
学 名= Malus domestica
英 名= Common apple
和 名= リンゴ(林檎)
原産地 = ヨーロッパ中部
色 = 白、ピンク
開花時期= 5月
誕生花 = 10月29日
学 名= Malus domestica
英 名= Common apple
和 名= リンゴ(林檎)
原産地 = ヨーロッパ中部
色 = 白、ピンク
開花時期= 5月
誕生花 = 10月29日
現在、私たちが食べているのは西洋リンゴで、日本へは明治時代にやってきました。政府が欧米から苗木を取り寄せて、北海道や東北地方に配布したのが最初だそうです。
せんせい
しかしこれより以前に、中国から「和リンゴ」という野生種が伝わっていたんですよ。やってきたのは平安時代だと言われています。
リンゴ(林檎)の名前の由来
学名はMalus domesticaです。Malusとは、ギリシャ語で「リンゴ」を意味します。
「林檎」という漢字は和リンゴと一緒に伝わったと言われ、リンキン、リンゴン、リムゴなどと呼ばれていたのが転訛してリンゴになったと言われています
せんせい
中国語で「林檎」は、果実をついばみに林に集まってくる鳥…という意味だそうです。
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あとがき・・・
リンゴの花言葉をご紹介しました。
それでは最後にもう一度、リンゴの花言葉を繰り返しご紹介しますね。
―リンゴの花言葉―
誘惑
後悔
最も美しい女性へ
好み
選択
優先






けいすけ
リンゴの花は地域によって馴染みが薄いかも知れませんが、ポストカードに花を描いて、花言葉を添えるのも素敵ですよ。お試しアーレ。
それでは・・・

記事:けいすけ
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