けいすけ
花に特別な意味を持たせる花言葉。思いを寄せるあの人へ、そっと心の内を届けてくれる素敵な風習ですよね。

 
花言葉は、花の姿、花の特性、花にまつわる神話などが由来となり付くことが多いですが、そのほかにも花の色がその役割を担うことも多いんです。
 
今回は、その花の色のなかでも…『黄色い花』についてご紹介しますね。黄色といえば明るくて元気いっぱいのイメージですよね。ところが…
 
黄色い花にはネガティブな花言葉がとても多いんです!
 

 
この記事では、当ブログが独自に選んだ『黄色い花の花言葉20選』をご紹介します。
 
また明るいイメージを持つ黄色に「なぜネガティブな花言葉が付けられるのか?」についても詳しく説明させていただきますので是非ご覧ください。
 
けいすけ
明るい黄色にネガティブなメッセージが付く理由って、何なんやろうね?先生とお芝居風にお届けしますね。

 
 
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黄色い花の花言葉20選

 それでは早速『黄色い花の花言葉20選』をご紹介します。ずらりとネガティブなメッセージを並べましたのでお楽しみに。
 
花言葉は“あいうえお順”にご紹介しますね。それではどうぞ!
 

アカネ(茜)

「誹謗、中傷、不信、媚び、私を思って」
 

 花色は淡い黄緑色ですが、花言葉としては黄色い花なのだそうです。「誹謗、中傷、不信」とはこの黄色い花色から付きました。一方、「媚び、私を思って」とはこの花がツルを伸ばして、他の木に絡めて成長することから付きました。

 
「茜の花言葉を詳しく!ネガティブなメッセージが並ぶその理由とは?」
 より詳しく知りたい方はこちらをどうぞ!
 

ウイキョウ(茴香)

「不条理」
 

 黄色い花が傘のように集まって咲く花です。「不条理」とは黄色い花色から付きました。そのほかウイキョウには「賞賛に値する、力、よい香り」といったポジティブなメッセージも存在しています。

 
「ウイキョウの花言葉!有能なハーブに付けられたメッセージとは」
 

エニシダ(金雀枝)

「卑下」
 

 「卑下」というネガティブな花言葉はあるフランスの王子のお話に由来しています。兄の命を奪った彼は自分を卑下していたのです。そのほか…エニシダには「謙虚、謙遜、清潔」という花言葉も存在します。

 
「エニシダの花言葉を詳しく!フランスの王子に由来するメッセージとは?」
 

オトギリソウ(弟切草)

「恨み、敵意、秘密、迷信」
 

 「恨み、敵意、秘密」とは秘密をばらされたことに腹を立て、弟を手打ちにしてしまった鷹匠春頼(はるより)の伝説に由来しています。一方、「迷信」とは西洋でこの植物に悪魔を払う力があると信じられていることから付きました。

 
「弟切草の花言葉を詳しく!花にまつわる怖い伝説もおしえるよ」
 

オミナエシ(女郎花)

「はかない恋」
 

 「はかない恋」の由来は黄色い花色では無く、この女性のような花が秋風に揺れている姿から付いたと言われています。そのほかにも「美人、親切、優しさ」というポジティブな花言葉も存在します。

 
「オミナエシ(女郎花)の花言葉!その由来は女性のような花の姿だった」
 

カーネーション

「軽蔑、嫉妬」
 

 黄色いカーネーションの『色別』花言葉です。由来は黄色い花色から。母の日の象徴のようなカーネーションですが、黄色などプレゼントに向かいない花色もありますのでご注意下さい。

 
⇒「カーネーションの花言葉を色別で!プレゼントNGの花色とは?
 

キク(菊)

「冷遇された愛情、落胆、憂鬱、困難」
 

 黄色いキクの『色別』花言葉です。由来は黄色い花色から。サクラ(桜)と並んで日本を代表する花なので、日本ではキクの品種全般に「高貴、高尚、高潔」といったポジティブな花言葉も存在します。

 
⇒「菊の花言葉!赤、白、黄色、紫の色別から種類別にも解説するよッ
 

キングサリ(金鎖)

「はかない美、哀愁の美、淋しい美しさ」
 

 これらネガティブな花言葉の由来は、黄色い花色に加えて、この植物がアルカノイド系の毒を持つことに由来しています。特にタネの毒性が強く、誤食して死亡したケースもあるんですよ。

 
「キングサリ(金鎖)の花言葉!ネガティブなメッセージが並ぶワケ」
 

スイセン(水仙)

「もう一度愛してほしい、私のもとに帰って」
 

 黄色いスイセンの『色別』花言葉です。そのほかスイセンは品種全般にも「自己愛、うぬぼれ」といったネガティブなメッセージが存在します。花言葉の由来は2つのギリシャ神話から。

 
⇒「水仙の花言葉は怖い!その由来となったギリシャ神話とは?
 

ストック

「寂しい恋」
 

 黄色いストックの『色別』花言葉です。由来は黄色い花色から。そのほかストックには品種全般に「永遠の恋、永遠の美、豊かな愛、愛の絆、愛の結合、求愛」といったポジティブなメッセージがずらりと並んでいます。プロポーズにもピッタリです。

 
「ストックの花言葉!白、ピンク、紫など色別と由来も詳しく解説するよ」
 

タンポポ(蒲公英)

「別離」
 

 「別離」とはタンポポの綿毛が由来です。綿毛が飛ぶ様子を“若者の巣立ち”に重ねて付きました。そのほかにも綿毛が占いに利用されることから「愛の託宣、素朴な信託」といった花言葉も存在します。

 
「タンポポの花言葉を詳しく!別れを意味する綿毛のメッセージとは?」
 

チューリップ

「望み無き愛」
 

 黄色いチューリップの『色別』花言葉です。由来は黄色い花色から。しつこく迫る男性に、お断りの意味で『望み無き愛』を贈れば良いかも。

 
⇒「チューリップの花言葉を色別で!黄、白、黒、斑はプレゼントNGだよ
 

ハナビシソウ(花菱草)

「私を拒絶しないで」
 

 黄色い花色が由来です。「私を拒絶しないで」とは、黄色い花だからって嫌わないでよね…という花の気持ちがこもっているそうです。そのほかハナビシソウには「富、成功、希望」というポジティブなメッセージも存在します。

 
⇒「ハナビシソウの花言葉!黄色い花に由来するメッセージとは?
 

バラ(薔薇)

「嫉妬、薄らぐ愛、別れよう、誠意がない」
 

 黄色いバラの『色別』花言葉です。黄色い花色が由来です。相手を傷付けるネガティブなメッセージなので、黄色だけを単色で贈るのはNGだと思います。そのほかバラには『色別』以外にも『本数別、部位別』の花言葉も存在します。ご注意を。

 
⇒「バラの花言葉は色や本数でこんなに違う!贈るときには注意が必要だよ
 

ヒガンバナ(彼岸花)

「深い思いやりの心、追想、陽気、元気な心」
 

 黄色いヒガンバナの『色別』花言葉です。由来は黄色の花色から。一見、ポジティブな花言葉が並んでいますが、すべて亡き人を偲んだメッセージだと言われています。ご存命の方へ贈ったりしないでね。

 
「彼岸花の花言葉を赤、白、黄の色別で!物悲しい意味が付いたワケとは」
 
 

ヒマワリ(向日葵)

「いつわりの富、にせ金貨」
 

 「いつわりの富、にせ金貨」とは、かつてヒマワリをシンボルとした国が略奪に遭ったことが由来です。そのほかヒマワリには「崇拝、あなたは素晴らしい」などポジティブな花言葉も存在します。

 
⇒「ひまわりの花言葉!太陽のような花なのに怖いメッセージが付いたワケ
 

フクジュソウ(福寿草)

「悲しき思い出」
 

 「悲しき思い出」とはある悲しいギリシャ神話に由来しています。一方、日本でフクジュソウは縁起が良い花とされるため「幸せを招く、永久の幸福」といったポジティブな花言葉も同居しています。お正月には欠かせない花ですよね。

 
「福寿草の花言葉!ネガティブなメッセージの由来はギリシャ神話だった」
 

マツヨイグサ(待宵草)

「気まぐれ、移ろいやすさ、物言わぬ恋」
 

 名前の通り、この花は夕暮れになってからひっそりと花を咲かせます。その様子から「気まぐれ、移ろいやすさ、物言わぬ恋」が付きました。そのほかマツヨイグサには「浴後の美人」という花言葉も存在しています。

 
「マツヨイグサの花言葉を詳しく!あの名曲に由来するメッセージとは?」
 

マリーゴールド

「絶望、悲哀、嫉妬」
 

 これらネガティブな花言葉は黄色い花色が由来です。また別説では、あるギリシャ神話が由来だとも言われています。そのほか黄色いマリーゴールドには「健康」という『色別』の花言葉も存在しています。

 
⇒「マリーゴールドの花言葉が怖いゾ~!その由来や意味を解説します
 

ユリ(百合)

「偽り」
 

 黄色いユリの『色別』花言葉です。由来は黄色い花色から。そのほか黄色いユリには「陽気」というポジティブな花言葉も存在しています。

 
⇒「ユリの花言葉を色別で!白ユリにまつわるギリシャ神話も解説するよ
 
 
 
 

以上・・・
 『黄色い花の花言葉20選』でした。

 
 

けいすけ
うーん・・・悪い意味の花言葉がずらりでしたね。でも…どうして黄色い花にはネガティブなメッセージばかりが付くのですか?

 
 
 なるほど・・・それでは続いて「黄色い花にネガティブな花言葉が多い理由」を解説しますね。
 
 
 
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黄色い花にネガティブな花言葉が多い理由

花言葉はアラビア地方のセラム(selam)という風習をヒントに、19世紀の“西洋”で作られ、そして世界へと広まりました。
 
 そう・・・もともと花言葉は西洋の人たちが作ったものなんです。
 
 

花言葉の起源、歴史についてはこちらをどうぞ・・・

花言葉の由来は?その起源や歴史に難解なコトバを解くカギがあった

 
 
ところで・・・黄色にどんなイメージを持ちますか
 
 
 んーとね・・・

太陽光線、レモン、バナナ、ドクターイエロー、幸せの黄色いハンカチなど…ポジティブで明るく元気をくれる色だと思います。

 
 
 
 そう・・・私たち日本人にはポジティブなイメージがありますよね。ところが…西洋では事情が違うんです。

西洋で黄色は「裏切り、嫉妬、排斥、堕落」をイメージする色なんです。中世のヨーロッパでは裏切り者の家の玄関を黄色く塗ったり、異教徒に黄色い服を着せて区別したりしていたんですよ。

 
 
 
どうして?黄色にネガティブなイメージが付いたのですか?

 
その理由はハッキリとはわかっていません。しかし一説では…
 

 
イエスキリストを裏切った“ユダの着ていた服が『黄色』だったから”と言われています。
 

 
 うむむ・・・黄色にネガティブなイメージがあるのは宗教的な意味合いが強いということですね…でも…せっかく黄色は元気で明るい色なのに勿体ないですね。
 
 
 
 んでは・・・“まとめ”です。

 
黄色い花の花言葉にネガティブな意味が多い理由は、黄色にネガティブなイメージを持つ西洋人が花言葉を作ったためです。
 

 
 

花言葉の一覧です!あの人にピッタリなコトバを探してみてね。

花言葉の一覧!恋愛、感謝から怖いコトバまで全416品種を大公開

 
 

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あとがき・・・

黄色い花の花言葉一覧をご紹介しました。
 
それでは最後にもう一度、花言葉を繰り返しご紹介しますね。

―黄色い花の花言葉一覧―
 
アカネ
「誹謗、中傷、不信、媚び、私を思って」
ウイキョウ
「不条理」
エニシダ
「卑下」
エニシダオトギリソウ
「恨み、敵意、秘密、迷信」
オミナエシ
「はかない恋」
黄色のカーネーション
「軽蔑、嫉妬」
黄色のキク
「冷遇された愛情、落胆、憂鬱、困難」
キングサリ
「はかない美、哀愁の美、淋しい美しさ」
黄色のスイセン
「もう一度愛してほしい、私のもとに帰って」
黄色のストック
「寂しい恋」
タンポポ
「別離」
黄色のチューリップ
「望み無き愛」
ハナビシソウ
「私を拒絶しないで」
黄色のバラ
「嫉妬、薄らぐ愛、別れよう、誠意がない」
黄色のヒガンバナ
「深い思いやりの心、追想、陽気、元気な心」
ヒマワリ
「いつわりの富、にせ金貨」
フクジュソウ
「悲しき思い出」
マツヨイグサ
「気まぐれ、移ろいやすさ、物言わぬ恋」
マリーゴールド
「絶望、悲哀、嫉妬」
黄色のユリ
「偽り」
 
 ネガティブな花言葉ばかりを並べました。
 

 

けいすけ
ひとつの花に複数の花言葉が存在する場合は、自分が贈りたいと思う花言葉をひとつピックアップして使ってね。メッセージカードを添えれば、しっかりと意図が伝わるので安心ですよ。

 
それでは・・・
 

記事:けいすけ
 
 
 
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